～後編～ 重役「ねちねちくどくどウンタラカンタラ」 ワタシ&上司「すいませんすいません」 重役「まぁお前らに言ってもしょうがないけどな。どうせ秘書室の差配だろう」 ワタシ＆上司「…（ゑ？もしかして私たち、秘書室への不満の捌け口にされたの？）」

【7】旅先のアバターに石川県観光マスコット「ひゃくまんさん」を連れ歩いております。たぶん、アヤソフィアを訪れた数少ないひゃくまんさんではないかと。

氷漬けの筈の種苗は目覚めて爆発的に増殖する粘菌に変異し、手足(?)を得たことで土鬼じゅうを飲み込みながら合体。さらに彼等を「森に迎えいれる」べく腐海から溢れた蟲たちにより大海嘯が引き起こされ…計画はもうみんなドカンパー(古い)です。

以上をまとめると「瘴気を撒き散らした後は短時間で枯死し、国土を腐海に呑ませない」ために、土中の毒を急激に吸収→消化しつくし枯死する、不妊性ヒソクサリを作り出し、バラマキました。トルメキア軍は壊滅、森も計画通り枯死して万々歳！…とはならないんですねこれが。

…いやホンと博士達、そこではしゃいでる場合じゃないんですわ。防寒服とかそういう話ではなくて、ね？そんなだから君たち最後はみんな【以下自主規制】

この点=短時間での枯死こそが、国土への被害最小化を図る土鬼側の狙いでした。胞子も不妊性にしてしまえば、あとは瘴気さえ薄まれば腐海に呑まれず国土を回復できる！…筈でした。まあ「いつ毒が消えるか」はっきり見通せない時点でチヤルカならずともツッコミ所満載なのですが。

ではどうするかというと、これは推測ですが、ヒソクサリを大型化し、より深い土中の毒を急速に吸収するよう改造することです。このことは、人造が土中の毒を活性化するという、博士達の台詞からも裏付けられます。

この謎を解く鍵は「瘴気と汚染の関係」、そして「人造腐海の異様なまでの寿命の短さ」にあります。まず、瘴気と汚染の関係ですが、森の人セルムによれば、瘴気とは腐海が浄化過程で僅かに放出する副産物とされます。ということは、猛毒=瘴気の強い腐海植物は、それだけ大量の毒を浄化しており、(続く)

というのもこの人造腐海、本来の腐海から離れた飛び地に築かれており、為に攻撃対象たるトルメキア軍は瘴気マスクすら殆ど持っていない状況でした。これならより毒性の弱い、例えばムシゴヤシ等でも十分だった筈です。どのみちマスクなしでは即死なのですから。

今宵の漫画版 #ナウシカ 考察は粘菌ーより正確にはその元となる墓所特製・人造腐海兵器についてです。なぜこの森は猛毒のヒソクサリばかりなのか？毒性が強い方が兵器向きといえばそれまでですが、実はよく考えるとこれは些か奇妙です。

⑥腐海の「崩壊」。上層の腐海植物が更に減退縮小し、その根が地下の層構造を支えられなくなった段階で腐海は崩壊し、元の地表が露出します。後には石化した木々の残骸と、超小型かつ無害化したムシゴヤシ等一部腐海植物だけが残ることになります。

⑤新たな腐海生成の停止。上空を含めた浄化が完了した時点で腐海に新たな層は形成されなくなり、また植物も(ナウシカが城地下で育てたように)小さく瘴気が出ないものになっていきます。このため、瘴気を必須とする蟲も生息できなくなっていきます。