この意味において、墓所でのナウシカが正義を自ら体現するかのような言動を取るのは危うくないか、或いはその正しさを誰が担保できるのか、という疑念はどうしても出てきてしまうのではないでしょうか。
そして蟲使い村から脱出直後のアスベルはすぐユパと意気投合します。荒天の中、ボロ船を巧く操作しつつ話を続けるアスベルにユパも「良い船乗りだ」と感心すること頻りでした。凄いぞアスベル!
おはようございます。
今日も一日、この精神で4連休まで持ちこたえたい。
(座右の銘なので何度でも貼るのだ)
更にその前、7巻198頁の、墓所を「死を否定する、変われない存在」と断罪する頁も書き下ろしとなります。実はこの頁は、「生きることは変わること」と明言することで、不変の存在たる墓所の「生物性」も暗に否定しているものとなります。
この後のアスベルは何と六巻末の一瞬を除き、ずっとナウシカと「別行動」になります。ある意味、アスベルの冒険はここから始まるのです。まずタコ殴りの洗礼を受けたアスベルはマニ族に受け入れられ、のみならず僧正の側近くに仕え、共に王蟲の軍事利用阻止ーひいては皇帝への反逆ーすら実行します。
結局、土鬼帝国とは何処までもミラルパ個人の存在にかかっており、僧会もミラルパ無くしては機能せず、彼の死を以て事実上、土鬼帝国は崩壊したと言えるでしょう。兄ナムリスは、自分の帝国を築くという指向が強く、先代(弟)を継ぐという意識がかなり希薄で、帝国の消滅にすら他人事感が漂います。
こうしたジルにとり、娘ナウシカは将来有望ながらも未熟で危なっかしい存在であり、それ故かなり厳しく当たります。例えば、ペジテ滅亡を慌てて伝えようとするナウシカに対し、ジルは先ずその狼狽ぶりを厳しく窘めます。
>地元名物の「広島風お好み焼き」
これはド直球の宣戦布告ですね…(;゚д゚)ゴクリ… https://t.co/E13aRnNReY