『うる星やつら』の登場人物では、この「雨森露子の父」が本当に好きだ。
元々内向的な少年が家庭を持つが呪いで不幸になり、精神が破綻してしまった。しかし誠実である。服もいい。
「露子を救うには」の理屈は詳細不明。
しずちゃんの「ウキーッ」は有名だが、前のコマで「のびちゃん」と呼んでいるのは非常に珍しく、また知られていないと思う。
興奮度の高さがうかがえる。
「タイムふろしき」。
ドラえもんとのび太が町内の廃棄物を集めて新品に戻し売ろうとする。
二人は明らかに屑屋・バタ屋の真似をし、のび太が「おありがとう」と言っているところから、バタ屋が「廃品回収業」でなく物乞い同然と見られていたことがわかる。
軽トラの「ちり紙交換」と交替する時代か。
ブラック・ジャックの寿司の話。
冒頭、寿司職人の母が還暦であると説明されるが、かなりの老人として描かれている。
当時の感覚だと、60代はものすごい年寄りだったわけだ。現代とあまりに違うので驚く。
この「雨森露子の父」が非常に重要なターニングポイントだったのではないか。
彼自身は怪異な存在ではないが、妖怪の呪いで娘と家族が不幸にされ精神が破綻してしまっている。
そういう人からは距離を置くしかない。
事件に本気になっては自分も壊れてしまうからだ。
「四次元若葉マーク」。
「運動神経が鈍い」は、自動車教習所で下手(慌て・混乱など?)だと侮辱されたことから出たセリフ。
のび助本人は「学生時代はピッチャー」と語っている。
忘れものが多い点から見ても、注意欠陥障害と過集中(ピッチャーとしては有利に働くことも)の傾向がありそう。