スネ夫は一種の器用貧乏なんだな。
劣等感と敗北の恐怖感が強く、またほしいものが手に入りやすいため、「今すぐ注目され、褒められること」が目的になってしまい、コツコツ努力することができない。大きな舞台を目指せない。
兄に暴力で庇護されているジャイ子=クリスチーネ剛田との決定的な差。
サイボーグ009ベトナム編~ミュートスサイボーグ編は本当におもしろい。
現代は二度目の冷戦、二度目の第三次世界大戦前夜といった時代だが、情報がやたらに多いためにその本質がぼやけてしまいがち。
そういう現代にこそ読み直す価値がある。
宇宙戦艦ヤマト『永遠のジュラ』編を30年ぶりくらいに読む。
お話は何が何だかよくわからない怪作。
沖田艦長が昔の部下の幽霊(幻覚)に「死ね!」と詰め寄られるシーンで、TVアニメ「ヤマト」幹部スタッフの名前が使われているのに仰天。
「石里」は「石黒」と思われる。
ブラック・ジャックの寿司の話。
冒頭、寿司職人の母が還暦であると説明されるが、かなりの老人として描かれている。
当時の感覚だと、60代はものすごい年寄りだったわけだ。現代とあまりに違うので驚く。
『サブマリン707』アポロノーム編を再読。
1隻で世界を相手にできる原子力空母を狂的な運命論にとりつかれた青年将校が乗っ取る。
父から子に感染した狂気、息詰まる展開。
この作品が新しい魅力を放つのは、現代が陰謀論と抑圧に分断された危機的状況だからだ。
小沢さとる先生の先見性に驚愕。
30年ぶりぐらいに超人ロック「炎の虎」を読む。
若いころは登場人物へ必要以上に共鳴してしまい、つらくて超人ロックが読めなかった。
いま読むと抜群に面白い。
ひじり悠紀(聖悠紀)選集②収録の『ゆかり先生危機一髪』(少年ビッグ1983)。
異星の生物に寄生する、宇宙人の犯罪捜査官。
猫に寄生→
標的を捕らえる武器が地球人の教員に同調(シンクロ)してしまい、協力して宇宙凶悪犯罪者を追う。
(主人公に寄生するのではない。)
このSFマインド。