既に若い労働者は少なくなり取り合いになっているが、こういう老人たちがますます増えるので、数少ない一部の若い労働者に負担が集中し、彼らは体やメンタルを害して倒れていくだろう。
そして俺たち氷河期世代も10年後には「AIなんか嫌いだ」などと言っているだろう。
コブラのユーモアは悲しみに耐えるため、そして他人と自分を傷つけないため、紳士の諦念。
#寺沢武一
#みやわき心太郎
地上げをテーマにした作品。
地上げ屋が一方的な悪玉、地上げされる側が一方的な善玉、地上げで土地を手放した者が金に目がくらんだ人と決めつけるのではなく、それぞれの事情が語られる。
梶原が羽交い締めにし、真樹が正面から攻撃する得意の兄弟戦法。いつもこうやっていたのだろう、2対1で。
昭和44(1969)年のサザエさん。
路上で夫が「自分の母に口答えをした」という理由で妻の顔を2度も殴り、しかも波平をはじめ見ていた年配の男たちが、それを手放しで賞賛する。オチも何もない。
掲載当時、何か嫁が姑を殺害するような事件でも起きたのだろうか。
手塚治虫全集で『火の山』を読み返す。
何回読んでも良い。
昭和新山の噴火と地震を記録し保存に私財を投じた三松正夫さんにまつわる話だが、そのまま描くと単なる偉人物語になるところを、空き巣や置引きで生きている野獣のような男とコンビにするところが最高におもしろい。戦時中の暮らしの活写。