この漫画だと、ヒロインの魂がそこらのチンピラより遥かに「筋モン」なので、「私にだけ優しいヤクザ」の出てくる漫画とはちょっと色が違うけど。
指定団体の若頭である祖父に「どうにもならんかった」って言われるレベルのヒロイン。
推しの勝海舟は、やはり「士道」の海舟。
話のわかる気のいいオッサンとして登場するも、中盤以降は文字通り手段を選ばないフィクサーとして国の行く末を操る怪傑として描かれてる。
あと、アナハイムの強襲を受けた時、完全に利用して使い捨てるつもりだったはずの僧正たちに思わず「脱出を!」と口走っちゃうところに、歪み切る前の善性が滲んでて好き。
「十万億土を踏みやがれ」とか、だいぶ伝わりにくそう。
ドラマの「のんのんばぁとオレ」を観てたから、意味がわかった。 https://t.co/bRUfZbRYjt
「士道」だと、
勝「天下はくれてやるから、薩長に纏わりついてる商人は切ってね。世のためにならないから」
西郷「え、龍馬ってあんたの弟子では?」
勝「それがどうした」
西郷(このおっさん怖)
ってやり取りがあって、かなり良かった。 https://t.co/DACBXWo7pm
「士道」の坂本龍馬、他の人より数倍視野が広いし、卓越した交渉力とバイタリティを備えた文句なしの英傑。
それはそうとして、野放しにしてたら普通に国を滅ぼしそうなヤバい男。
「桶狭間戦記」、「新九郎、奔る!」に登場して、なんかグネグネしてばかりの甥っ子「龍王丸」のその後も登場。
虫のことしか考えてなかった少年が、坊さんに「野盗の親玉みてぇ」と言われる有様に。
呪術モジュロの「正気を保つコツは、『できる』と気づかないこと」ってやつ、まさしく「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」で東島が変身してしまったヤツだ。
やったらできちゃったんだよ、変身。
銃夢LOでディスティ・ノヴァの肩書きが「博士」に変わってた時、枠外でちゃんと経緯が補足されてたあたりは、やはりしっかりしてた。
故郷じゃ、残虐な人体実験とハッキングで指名手配。博士号どころじゃなかったからね。 https://t.co/30jqG8ECXv
「新九郎、奔る!」、相変わらず面白ぇ!!
新刊の前半を攫って行ったのは、細川政元の姉・洞松院。弟と夫を手玉に取り、政変から最大限の利益を引き出してみせた。後の女戦国大名と言うのも納得。
新九郎とは話が合いそう。