スネ吉兄さんのいい所は本気で未来道具と張り合うとこなんですよ。まずドラの存在を不条理と捉えてないのが劇中でも特殊なんだけど一番のポイントはそれを欲しがらないのね。現代科学と自分の知力(と財力(笑))で未来道具と真っ向勝負する唯一の存在なんですよ。手段を重視する正しいオタクタイプなの。
マンガくん創刊号から連載依頼された際に連載陣全てが「毎週必ず裸を入れろ」という条件を課され,F先生は違和感なく裸を劇中に出せる設定として画家の父親のモデルをしているという案を捻りだしたのに他作家は数号でもう約束守ってなくて毎号裸出してるのはF先生と永井豪先生だけになったという話好き
これ,描かれた当時(1982)は「面白いけどやっぱり漫画だな。『画像を重ねて』ってVRAM何枚あるんだ。『背景をタッチして消して』とか気軽に言うけどどうやって輪郭判定するのか」と思ったけど全部実現されたもんな。構造もインターフェースもほぼこのまま。レイヤーって概念が普通に描かれてる。凄いよ
ドラえもんってリアリティラインが大切な漫画であくまで子供の世界の話なんですよね。大人側も本気でこちらには深く絡んでこないルール。でもスネ吉兄さんだけは子供側に半分足を踏み込んでくる。「あの不思議な力を持ったロボット…」という台詞ひとつでこちら側にラインを踏み越えてくる。見事だよね
藤子F先生ジオラマの話になると急に描写の解像度が高くなる。これもうひみつ道具の使い方じゃなくて普通にジオラマ製作のテクニックだよ。シリコンとか小学生わかんないでしょう。F先生ノリノリやーん。
このメーテルなんだか品が悪いなあと人が思うとき、アナタが見ているのは多分銀河鉄道999のメーテルではなく漂流幹線000の平田静子(職業:教師)です。
僕は結構長いことヘビー・スモーカーズ・フォレストは現実にある言葉なんだと信じてたよ。まず「NASA(アメリカ航空宇宙局)」でコロッと騙されるんだよねー(笑。「という意味なんだけどね」みたいに引用構文持ってくるしさ。これ子供は騙されるって。