ぼんは元々潮出版社から出てたから本当は台詞の語尾に句読点がない方がしっくりくるんだよね。小学館は執拗に「。」を付けるけど。それ付けないと死んじゃうの?でも何故かこの鉄の掟は小学館でも少女漫画には適用されない。ポエムが多いからなんだろうな。さすがにこれに「。」付けたら暴動が起きるね 
   ここの4段目でもう一人のび太が入ってくるじゃん。これでオチが読めなくなるよね。タイムマシンで過去に行くとこまではわかるしドラではよくある話なんだけど原因究明してる人がもう一回奥に入って二重のメタ視点になっちゃう。ドラでもここまで捻るのはこの話だけで。普通は神様視点で描いちゃうよな 
   今読むとヤマトの頃から松本零士先生,一貫してこの謎の理屈言ってて嬉しくなっちゃうよ。そもそもワープの説明には最後の2コマだけでいいはずなのに,この「過ぎた瞬間の過去が一番遠い未来なのだ」っていう概念が松本先生の中には強固にあるのね。だから時間の話にはこれを絶対入れなきゃならないの(笑 
   うる星やつらってハーレム漫画の元祖的に言われるけどそうでもないと思うよ。皆がてんで好き勝手な事してるだけで。男も女もどいつもこいつも。ヒロインも自分が耳目を集めてることにまんざらでもないし。一世代前だとこれは「はしたない」って感覚だったからね。誰も自分の欲望をたしなめられない世界 
   F先生の作品でも60年代終盤~70年頭頃だとやっぱり宇宙船がロケット型というか上方向に向かって飛ぶスタイルがほとんどなんですよね。これがSW以後になると横方向に飛ぶ船型にガラッと変わる。現実世界でのスペースシャトルのデザインあたりの影響もあったのかもですが。 
   一方、『ドラえもん誕生』は二人で一人の藤子不二雄時代に描かれたけどⒶ先生はたまたま超多忙だったのでF先生はイレギュラー的に一人でドラえもんを立ち上げた…という当時的にはギリギリかつ後年読んでも無理のない描写で事なきを得た慎重派の藤子・F・不二雄先生。