『神様とクインテット』より。雑誌連載ならではのネタは、やはり単行本化の際には直されてしまう[当たり前だけど]

『ポンポコタヌキとへっぽこ王子/桜Ｑリ』[2021-]この4コマなのに1 ページ使った贅沢なコマ割りは『魔王城ツアーへようこそ！』(2019-2020)の[ワイド4コマ]シリーズ第2弾？

[妖こそ 怪異戸籍課/笠間裕之+柴朗]新連載！(きららMAX 2021年1月号) 妖怪ものとは温故知新で逆に新しいな。個人的には内容は違うが『マンションOBA/手塚治虫』を思い出した。2巻終盤で路線変更の兆しを見せるもそのまま完結したのは正しいかな。あのままシリアスなバトル展開はさすがに哀しい⋯

アリかもしれない

『鉄腕アトム/赤いネコ』(1953)より。 今から72年前の未来都市はだいたいこんな感じかな。てっきりいくら未来都市だからって、そんな劇的に変わるわけないし、案外「今と変わらない」んだ、と⋯と思ったら手塚治虫流の「今の読者」に馴染み易いように未来と現代の感覚を混ぜてある⋯さすが手塚治虫。

『ザ・クレーター/双頭の蛇』(1969) 今から半世紀も前に「黒人差別問題」を扱い、さらに黒人と白人の立場を逆転させるという皮肉の効いた設定を考え出し、しかも少年誌に掲載してしまう大胆さ。時代性も大いにあるだろうけど、今では大問題にされるだろうな⋯

「ニグロ」は今だとまずいんだろうな⋯

70s前後という時代背景を踏まえると、どうしたって[クロンボ]くらいは言ってるだろう、と思い、ググったらやはり初出誌では[クロンボ]と言ってた。しかも[黒人]に「くろんぼ」とルビがふられてる。さらに講談社全集版の「黒人め！」が違和感あったのだが初出誌ではやっぱり[くろんぼ]と言ってた。

なぜ、そんなことを考えたかというと、以前『ジョーを訪ねた男/空気の底』(1968)のサンミリオン版には、講談社全集だと[黒人]になっているセリフが、全てが[クロンボ]になっているのを思い出したからだ。作品背景を鑑みるに明確な[差別対象]に「黒人」なんて配慮した言葉を選ぶわけはないのだ。

『火の鳥 望郷編』(1976-1978)より。 今から約半世紀も前に、すでに[1900年代の終わりの頃]に[人間は口では地球を大切にしようだなんてのたまわっていた]と予見し、さらに[結局口先ばかりだった]と結末まで言い当ててしまっている。哀しいことには手塚治虫は[1900年代の終わり]を見られなかったこと。

原作でもしあわせ鳥見んぐネタはやってたけどアニメでもやったのかー、あとはゆるキャンネタかな⋯？ https://t.co/g7Wcpap3J2

『あくまにラブソングを！/みかりん』[まんがタイムきららMAX 2018年6月号] スペシャルゲスト枠で3話掲載の第1話。なんでも、某有名なあの人の作品なんだそうです。名前は出せないけど、デビュー前に描いたものらしく、その人は掲載の翌年にデビューしたのですね。そうう意味では激レアかも？