『光る君へ』6
ついに清少納言が登場、まひろと正反対なシャープな感じ。紫式部のライバルだとされているけど、色々な因縁がありそうな二人。
『知泉源氏』全てのキャラを立たせる。を目指して書いていますが、光源氏の兄・朱雀帝がいい人すぎて書いていて辛い。
絵柄はギャグ漫画よりだけど、その不器用な所を描いていて切なくなる。幸せになってほしい。
『知泉源氏5』のゲラ着。よくもまあ、こんな細かく面倒臭い漫画を書いたものだ、と呆れる作画と文字。赤ペンを持ち読み進める。ゴールは目の前だ!
5巻表紙は桐壺帝。
今回まひろが五節の舞姫になったけれど、源氏物語の「須磨」では五節の舞姫を勤めた女性と光源氏が関係を持った話がでてくる。が、他の姫君と違ってほとんど盛り上がらずに終わるチョイ役。
『知泉源氏5』収録部分
『光る君へ』4
サロンで竹取物語の話題が出て少し批判的に描かれていたけど、源氏物語の「絵合」の中ではガッツリと竹取物語をdisっている。「最後は天界に戻っていったけど、元はと言えば竹の中から生まれたかぐや姫なんて地底出身でしょ、と。
『知泉源氏7』収録予定部分
弟の太郎は勉学が嫌いでダメ弟という設定。実際には弟か兄かは不明。ただし父が「娘が男だったら」と言っていたのは事実らしい。大河の中ではそれを強調する場面が多いが、太郎は藤原惟規となり30代で亡くなる前に従五位下になっているので父より出世が早く、勅撰和歌集に歌が10首も選ばれる才人。
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『光る君へ』
ロバート秋山が演じていた藤原実資はこの時代の役職が「頭中将」なので世間のイメージを大きく裏切っていて良き。
『藤原公任/きんとう』も出てきたけど、この人は文献上で初めて出てくる源氏物語の読者。その日付が1008年11月1日なので、その1000年後にその日が「古典の日」になった。
『知泉源氏』いよいよ明石帖に突入。
感想で「ギャグ漫画風の絵柄で読みやすい」というのがあったけど、マジな話として書いているんじゃけどなあと思って、少し憤慨していたけど、明石入道が赤塚キャラみたいで「やっぱギャグ漫画だ」と思うなり。でもって書いていて楽しい。明石入道が暴走する。
今回の恋文の代筆の歌を書く場面、手元が映ったけれど、そこで書いていた歌は源氏物語の夕顔帖で書いた歌が引用されていた。
漫画『知泉源氏』ではすべての歌を収録しているので、副読本としてもバッチリでやんす。
紫式部と藤原道長は遠い親戚だけど、その祖は大化の改新で有名な藤原鎌足、そのエピソードとして「飛んでいった沓(くつ)」があるので今回の草履のエピソードに繋がったのではないかと。
道長の望月の歌
小鳥を逃してしまう話(若紫)
馬を鹿という愚か者(須磨)
を『知泉源氏』ではこんな風に