これサラリーマン金太郎の1ページなんだけど、 四半世紀経ってこういうユーモアって失われたよな。
漫画家が悪いわけじゃなくて、 こういうものをデリケートに扱う人が増えすぎた。
人間がどうやって生まれたか言ってみろってんだ
また、マンガとしても位置づけがしっかりしてる。
プーチン出落ちネタというわけじゃなくて、異世界転生作品でありながら帰る気満々でかつ、異世界もしっかりエンジョイするという珍しいタイプの主人公であることを1話で示してる。
ここがもうすごいと思った。
そして、異世界転生作品は「転生ボーナス」だの、「ログインボーナス」だのと言われがちなチートを授かる理由だが…これもプーチンだと「日頃の鍛錬のおかげ」で成立する。
知識チートでは「元は医者」「元は戦国マニア」「元は本の虫」と色々あるが、武道で元々の設定反映されるのはレア
そして、できることなら3巻まで読んでほしい。
プーチンが戦う姿はシリーズ通して堪能できるが、3巻では大統領という肩書を生かして交渉に臨むプーチンが見られる。
このスーツ姿で足を組んで座るプーチンはゾクゾクした!!
ぜひともここまでは読んでほしい。
ざつ旅というマンガの面白いポイントは
・旅に出たい動機が衝動的すぎてすげー共感した
・1話から福島の会津若松とかいう常人ならざるチョイスでびっくり
・行き先と節々のコマから伝わってくる作者のどうでしょう愛
・旅のアンケート取るアカウントが実在する(@suzugamori2)
とこの辺かな
ネームが没になっていやになったから旅に出るという動機が…もうなんかすごく若者らしくてもう好き!!
一見力技に見えるけど、周りに同じことやってる人多いし、一人旅なんてこんぐらいくだらない始まり方するものだからすげー納得した。
もう好き
最初に旅に出るまでの数ページでもう好きだったんだけど、旅に出た先がまさかの会津若松市!!
全国区の知名度が白虎隊しかない片田舎に豪快に飛び込んでいくスタイルに
「おいまじかよ!!」
てなって、もうぼくはすごくキュンキュンした。
しかも白虎隊に全然触れてないのがもうすげー。
そして、作者のどうでしょう愛はとどまるところを知らない。
どうでしょうにゆかりのあるところに多く行くのは当たり前。
どうでしょうから絡みのシーンは可愛く描かれた大泉さん出てくる。
企画もコンセプトもリスペクトになってるから単なる便乗じゃないとこまで含めてすごい。
「江戸前エルフ」の魅力について語るとしたら
1、エルフの日常が(原則)ただのオタクでゆるすぎるw
2、400年生きてるせいでエルフの周りの人の証言から時間を感じることができる
3、サブキャラの魅力がくっそ高い!
4、作者が純粋にマンガがうまいから安定して読める
らへんかなぁ〜
このマンガの面白いところはエルフさん、一応400年も生きてる上に異世界転生してるから東京の神社で祀られる神様なんですよ。
何も喋ってなくても、コミュ障のダメなオタクっぽいのが、もう作者のうまさが出てる。
既読者と察しがいい人はここでかなり読み取れる
しかも、年季の入ったオタクは厄介。
30のぼくが10年前の話して老害っぽく見える時があるけど、オタク歴400年まで来ると…もはや感覚が違いすぎてすごいこと言うてる。
これを考えつくこともマンガうまいし、このマンガみたいな話を設定的に納得させて読ませるのもうまい!!
ひたすらうまい