今回はどうしても自分も経験ありすぎて自分の話多くなっちゃうけど…本質的な毒親あるあるって、虐待のレベルに関わらず変わらないんですよ。
批評家みたいな感覚で子どもに接して、プロ野球選手に蔑称つけるなんJ民みたいに子どもが結果でないと全部責任押し付けてけなす。
そこは共感しまくりでした
うちのブログで、1巻紹介したのが今年4月。
その時に買った人から「あざとい」とご意見を頂いたけど…4巻まで出た後に1巻の喜多川さん見ると確かに。
でも、2巻以降のリカバリーがすごい。
作者が(3巻あとがきより)人間のメスのコスプレをしてるなら、1巻の彼女はギャルのコスプレしてる
「きみが死ぬまで恋をしたい」の魅力は…
・まず、百合マンガ特有の様式美としての美しさが尋常じゃない。
・そのくせ、少年マンガや00年代アニメぐらいメタファライズがすごくしっかりしてる。
・人に語れるまで考え尽くすと、世界の見え方が180度変わるほど高度な哲学が詰まってる!
この3点!
マンガで描かれている女の子や背景、シチュエーションは様式美として美しいしずっと眺めていたいものが多いんだけど…設定自体が物騒だから…ほのぼのしたシーンにもチクチク刺さるものを残してくるんだよねぇ。
これが00年代アニメとか少年マンガのノリでマンガ読むぼくにとってはすげー読みやすい
まず、普通に読んでいくと、多くの人はミミに注目すると思う。
謎の多い人物だし、すごい言われようだし、実際に強い。
それに対して主人公のシーナは劣等生。
ろくに魔法使えないし、ミミがシーナ気に入った理由も「ママみたいな匂いがした」と漠然としてる。(後に回収されるけど、…秘密)
半助喰物帖の魅力としては
・演出の力技ではなく料理や作ってる人のリアクション(物の見方)が面白いという堅実な作り
・男女で暮らしてるのに、あんまり色っぽくならない(あくまで料理マンガ・日常マンガ)
・半助から小出しにされる江戸時代知識
といったあたりかなぁ…
堅実な良作だが布教したい
まず、料理なんだけど…特に2巻では、幕末から来た半助らしい結構ユニークなものを作ります。
1巻では不慣れな調理器具や調味料、洋食なんかとも格闘する料理バラエティっぽい面白さもあってまた違うんだけど…とにかく、演出に逃げない姿勢が料理マンガとして誠実です。
それでいて、半助は居候の立場で…主人はというと、寄った勢いで感傷的になって意気投合して同棲することになって、若干後悔しているという色気のなさ。
特に恋愛もしないし、お互い変な気を起こさないから、料理と、半助の面白さに集中できるマンガづくりが安定感があって好きです。
この漫画の魅力を語る上で「ナチュラルに」はけっこう大事なキーワードで、半助が江戸時代の知識を出すシーンも、うんちく臭くない。
自分の経験則が違うから違うものを連想したり考えたりするというどんな人間でもやりそうなことの中で江戸時代知識を出してる。
「カジュアルに任侠扱うマンガって95%はクソ」
って言うのが個人的な意見なんだけど…今年Renta!で売れたマンガの2位がそういうマンガだったわ。
少女漫画のヤクザにマジレスするの良くないと思うけど、今のヤクザって名刺渡すとそれ自体が犯罪と取られるから…1話でカジュアルに名刺渡すかぁ〜…
「笑って楽しめるクソマンガを紹介しよう」ぐらいの感覚で、Rentaの年間売上が2位だった、恋と弾丸を読み始めたんだけど…2話でヤクザとエッチするようなマンガだもん。
怒り通り越して、
「あー女にもムッツリスケベがけっこうな人数いるんだなぁ〜」
と割と安心した。
教育上いいとか悪いとか男性向け作品に噛み付く作品あるけど、これを少女漫画としてる時点で、女性向けのほうが教育上は良くないんだよなぁ〜
「成金男のパーティー行ったり、高級クラブのヘルプで時給3000円もらうのが女子大生」
みたいな描写、ほんと良くない
カタギな親なら検閲も辞さないレベル