それに漫画は何よりわかりやすさが大切なので
状況がわからないと読者は共感できない
・いつ
・どこで
・誰が
・何に
・何してるのか
がわかるような絵をコマに入れていこう
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【コメディチックに】
同じコマが続く手法は
あまりシリアスには使わない
(シリアスでやる場合は、やや変化をつけることが多い)
少しコメディチックな表現となる
コメディ的な表現を入れることで
その後のきつめのシリアス表現が緩和され
より効果的に伝えられる
【”間”の効果】
同じコマが続くことで
間を取ることができる
間があることで
読者が目線のキャラに感情移入し
その後に出る感情をより豊かに感じれる
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(Dr.ごとうさんのnoteより)
【なるべく似た感情を出さない】
画像の漫画は
1コマ:背景(できごと)
2コマ:遅いなぁ…という感情
4コマ:時計を見る(できごと)
5コマ:遅いなぁ…という感情
と、同じような感情のコマが続いてしまっている
似たような感情が続くのは効果が薄いので注意
【脇役作りについて】
脇役は主人公と対照的だったり、主人公にない魅力を持たせたり
逆に主人公に似てるけど微妙に違っていたりするのもいい
また主人公は読者に嫌われてはいけないのに対し
脇役は裏切ったりさせてもいい
それで人気が出てくることもある
が、主人公より目立たないよう注意
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【キャラに仕草を】
キャラにセリフを入れる際
ただ立って話すだけにしてしまう人も多い
セリフを言うだけのシーンでも仕草を入れることで
そのキャラクターが現れてくるよ
また主要キャラにお決まりポーズなどあると
印象に残りやすくて時代を経て語り継がれやすくなる
【主人公は誰なのか明確にする】
物語冒頭から複数キャラを登場させる場合、
誰が主人公なのかわかりづらくなる恐れがある
読者に主人公が誰か伝わるように画像2.みたいに
主人公のアップを大きく描いたり、
ほかのキャラを小さく描いたり、
主人公以外を暗くしたりして目立たせる工夫をしよう
【過去の回想シーンの描き方】
漫画では過去を回想するシーンも描かれることがある
読者に現在の出来事なのか、過去の出来事なのかが伝えるために、
過去コマ外を黒く塗りつぶそう
また、コマ内をグレーにすることで、
同じコマに現在と過去を描くこともできるよ
【漫画での別々の場面を同時進行させる方法】
漫画のコマとコマ間の幅は
基本は横幅は狭く、縦幅が広い
そして、画像2.に描いたとおり
漫画はコマ割りすることで時間の流れを描く
が、もし画像3.のように
家族が同時の時間に起きるという場面を描く場合は
コマの縦・横幅を統一することで表現しよう
【"間"を入れてより恐怖感を】
画像1.でも恐怖による緊張感が出ているけれど
画像2.のように宝箱を開けるまでの"間"を取るコマを挿入してみよう
よりキャラの緊張感が読者に伝わってくるよ
【斜めコマの効果】
斜めコマの効果は、主に3つ
1.それぞれのコマの中で、特に大きくしたい部分を大きく見せる
2.動き・迫力を出す
3.コマ同士のつながりが強く見え、コマとコマの間の時間経過を短く見せられる
けれど、好みにもよったりもするので
全く斜めコマを使わない人もいるよ
【共通するものを描いてコマとコマの繋がりをわかりやすく】
画像1.は追いかけていたウリ坊が消えたり、
勇者が理由もわからず崖の前に来たり、
突如巨大なイノシシが出てきたりしてしまっている
画像2.のように
共通するものを描くことで、
コマとコマの繋がりをわかりやすく描いていこう