同人誌やファンダムに触れる機会のなかった田舎の少年にとって、OUTやふぁんろーどはパロディというものの面白さ残酷さを痛烈に思い知らせてくれる存在でした。決して世に出ることのない報われないストリートワイズの存在も教えてくれたけれど、これはいまのTwitterのバズ文化に繋がっている気がする
『大奥』ファンにちょっと良い話をすると、津田梅子と家達(亀之助)は従姉弟同士で、明治十五年にそれぞれ留学先から帰国して対面している。津田曰く家達は「とても楽しい人」だったそうだ。あのマンガのシークエルとしてそんなシーンを夢想するのも楽しい。
『違国日記』1巻のこのページはTwitterチュートリアルとしても優秀。デタラメを書くことを唆しているのではなく「あなたにとっての真実は、他人にとってほんとうのことではないかも知れないよね」という前向きな諦念を感じる。
大島弓子『あまのかぐやま』をつらい夜に読み返します。感動的な話ですが大島弓子の代表作という訳じゃない。大事なのはわたしが「LaLa」を欠かさず毎月買う男子高校生だったことと、16歳のときに16歳の主人公と出会ったこと。つまりこのマンガの主人公は何年経とうが永久にわたしの同級生なのです