それで「あの母親もう許さん」と乗り込むも。恐らく無関心ゆえ正面きって叱られた事すら無いであろうに襟首掴まれガンつけられる。「怖い。やっぱり勝てない」加賀美さん…。しかしこの物語の本質と見どころは1人の少女を親子で奪い合いしてるところか?(ざっくりすぎる) 
   それが思春期の少女ゆえ激しい嫌悪へと変貌してしまった?自分には興味を示さないくせ犬童を溺愛する姿も気に入らない。これは母の愛を独占する犬童に対する無意識の嫉妬も含むか?そして最後のコレ。初めて心配され困惑してる?嬉しいはずが突然の事にどう反応していいのか解らない?心理描写が秀逸。 
   子供を支配する親の話がTLに散見される。「行進子犬」の加賀美さんの場合は逆の無関心と満たされない承認欲求だろう。軍人になる事で犬童母の意志を継ぎ罪滅ぼしをしようとしただけでなく。立派になれば人々から称賛が得られいずれ母が振り向いてくれるかも?と考えたかも知れない。>RT 
   軍隊では「盗まれたら盗め」という員数合わせが横行していた。洗濯は各自手洗いし物干場に干すがこの時狙われやすい。時々失くなる犬童の靴下とか枕カバー。動機がありそうな容疑者がいっぱい!(だから違う) 
   これは襦袢(シャツ)を失くした他の生徒が員数合わせで犬童のを盗んだのだと思っていた。しかし模範生徒から外され犬童欠乏症を発症した加賀美さんがつい出来心で盗んでいたとしたら?小さな襦袢を前に「私は一体何をしているのだ?」と凄まじい自己嫌悪に陥ってたとしたら?余計に会えなかった?(違う