牌理まわりの大差ない部分なんかはまあいいとして、こういう本当に有害な話があるのは良くないところ。世代も新旧も関係ない。ここから2mを放銃する人は30年前から麻雀弱いです。
今日はデジミユ編について語りたいんですけど、その前に犬吠崎春菜について話さないとダメなんですよ。このキャラは東風出身のスピード麻雀という設定なんだけど仕掛けの半分くらいが「これ鳴いたら一生勝てない」みたいな感じで、実際にいたらおそらく弱いと思われます。爆牌党の鎌板地と同じで、
で、デジミユも鳴きが多いキャラなので犬吠崎とは雀風どん被りの可能性があり、これはさだめだの番寺極限堂事件の再来になりそうだなと最初はヒヤヒヤしながら読んだんですけど、実際はデジミユが犬吠崎の鳴きの悪いところを批判し、理由も解説することで一段階上の強キャラとして君臨することに成功
そんな感じでデジミユは強くて性格の悪い大型ヒールキャラとしておおいに活躍するわけですが、この場面がとても良く、キャラクターとしての魅力も〇。コミュ障の陰キャだけど同じネット麻雀をガチでやってる相手にだけは親近感を抱き、いきなり心を開くという。ネット雀士あるあるすぎるんだよな。
先輩プロの高打点ラッシュに裏ではちょっとびびってるのも良すぎる。麻雀においてデジミユがこの人たちにビビったりたじろいだりする要素は一切ないんだけど、しょせん20代の女子だしね。卓を離れたらこんな感じで不安になることもあるのかもねという絶妙なリアリティ。レッドアイこと赤井は本当は
ネット麻雀に対するプチ偏見をこれまで随所でチラ見せし続けてきた片山まさゆきの、ネット雀士に関する解像度がデジミユ編でなぜか一気に上がってるんですよね。いろいろ数奇な皆様におかれましては言うまでもないことと思われますが、一般的なフリー麻雀の100倍以上痛みがあるからね。ネット麻雀は。
そんな感じで個人的にはキャラクター的にも闘牌的にも途中まではかなり楽しめたデジミユ編だったんですが、最後は月九勝枠もビックリの運だけで勝利したれいらがめちゃくちゃ偉そうにして終わるという謎の結末に。古株プロとネット雀士がわかりあうような場面も一切なく…… なんなんだこれは……
純チャン崩れても好形確定してるしソーズ切ったほうがよさそう。リーのみの受け入れを倍にしてもそんなに旨味ないですからね。ピンズ13pでもソーズ切れるくらい。
4sと5pの比較は難しいし面白いけど、河的に2mの放銃率がめちゃ低いから無筋でも打2mが良さそう。後手は高打点愚形よりも中打点好形が強い。9s1s4s5p7m3m字でもまだ2mを切りたいくらい。打4s打5pの裏目はすべて危険牌だが、打2mは裏目となる1m3mが安全牌なので形をそのまま継続できるのもいい。