チー付与、国家という枠組みの中で裏稼業の人間が生き残るためにどう折り合いをつけているのかに対して驚くほど真摯（……これチー付与ですよね？）

レインの有用性をきちんと評価し、力が戻る可能性を考慮した上でレインの能力を巡って起きる混乱のリスクがベネフィットを上回るという結論を出すの、無知や恐怖心からくる事実上の無策とは全く違う冷徹な状況判断。 ……なんだけど、この漫画がチー付与であることを考えると頭おかしなるで。

１つ疑惑が晴れても別の疑惑が次々出て来るブレイバーン

なにっ　サング・ラス

このイラストを描く前にね、星流れは本当に出来るのかを検証する為に半年真剣で切り続けて修行したんだよね。

優しさも決意も友情も、力を得てしまえばあまりにも容易く歪むという無常さを何回も突きつけて来るのがちいかわ世界の残酷さなんだけど、だからこそ元モモンガの株が上がる。

フラック、正体を明かして必死にやり直して来た今の自分を失うか明かさずに仲間と別れてまた人生をやり直すかという選択で、今の自分を完璧に演じ切って仲間と別れないを決断するのあまりにもエモい（これチー付与なんですよね？？？）

メリッサ時代のフラック、わがままだけど仲間に歩み寄ろうとはしてて、この辺は今とそれなりに地続きなんだよな（というか尖ってたときのマーガレットのチベスナぶりがな）

今回、リリィに仲間を死なせてしまったことへの強いトラウマがある部分とか、自分の剣の名前を知らなかったこととか、過去の回収が丁寧にされてて構成の巧みさに唸らさられている。

レイン、単純に強力な異能で活躍してたから仲間から頼られてるってわけじゃなくて、アホで絶妙にウザいけどお人好しなところに救われてるから人柄で皆協力してくれるっていう積み重ねがスーッ……と効いてくる。

隙を生じぬ二段構ェッ。