横長のコマを使って、我々がよく「山田尚子によるディスコミュニケーションのカット割り」（画像は『たまこラブストーリー』）として認識しているタイプの演出を、漫画上のコマ割りと吹き出しを使って演出している例だ。/「田島列島「水は海に向かって流れる」　距離感の構図」https://t.co/pdEIQdAF6I

予約してあった『じじ猫くらし』（ふじひと）読んだ、すごく良かった。あまりデフォルメしていない猫なんだけど、なめらかなフォルムの取り方や表情の付け方が独特で、ハッとさせられる上手さがある。色が素晴らしく、フルカラーがありがたい本。※Twitterに作者さんがいて、7割がたは内容を読めます。

『鳥山明のヘタッピマンガ研究所』、投稿作へのコメントで繰り返し言われること。「わく線は太く（1ミリくらい）」「フキダシがコマをタテに切っちゃうのはダメ」「シーン最初のコマはとにかく背景だけで始める。状況とスケール感を一発で伝達させるため、比較物と遠近法を使う」

『BLAME!』1巻に出てくる、食べると「パキン シャキ サク」と音がする謎のバーに最もイメージが近い食品を見つけたので報告します。それがこの「一本満足バー プロテインヨーグルト」です

ジャズものの音楽漫画。１枚め最終コマ、カメラは窓の外に出るがサックスの音は窓の内側だ。頁をめくると「マイクが」外に出て、一瞬聴かせてからシーン転換。映画的な演出力に未来を感じる。/撃滅のジェノサイドギグ/2021年8月期シルバールーキー賞 フセキ|少年ジャンプ＋ https://t.co/LX8FKQXHlO

フリーゲーム『ゆめにっき』を富沢ひとしさんが200ページに漫画化したもの。難解なゲームのテイストやゲームフィールをうまく漫画に落とし込んであり、後半は富沢さん独自の作品解釈が楽しめる。/"ゆめにっき (バンブーコミックス)"（富沢ひとし, マチゲリータ, ききやま 著）https://t.co/gH86pw30li

『東京BABYLON』再読。本作はやっぱり社会派作品で、バブル崩壊を契機に噴出した社会問題（環境、労働、医療、高齢者、宗教、通信）を一貫して扱い、それらの不安が90年代半ばにハッキリとした形をとるまでの、目的地もなく落ちていくような社会の「雰囲気」を描き出そうとしているのを改めて感じた。

『人形の国』６巻読んだ。やっぱレイアウトとアクションが素晴らしいよな…。ストーリーも、毎話数、別々の崖から落下するような、後ろ盾のないスリルで後頭部が痺れる。『チェンソーマン』での言及から弐瓶勉作品に触れる人には最初に『人形の国』を勧めたい

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』外伝の絵コンテ、カット368 。イザベラの「甘受する」というト書きが印象に残った。カット429ダンスシーンでのト書き「静かに静かに 受け入れる」と併せて、イザベラは本作の世界観の中で「忍従・受容」のキャラクターとして描かれている。

panpanya作品のLINEスタンプ、生活や精神状態をpanpanya作品に寄せていかない限り、使うタイミングがほぼないことで知られる

アルコール中毒の体験談漫画。ここの「自分の人生がいつもどこかで他人事なのだ これは私の人生ではないから」という、フッと自暴自棄の、自分のパーソナリティの軸足を地面から離してしまう感覚が鋭くて、胸に来た。/文庫　アル中ワンダーランド | まんきつhttps://t.co/d9mO3dPBb2

絵柄の好き具合で言うと『チェンソーマン』はシャツのシワの描き方が格好よくて好きなので推したい