気になる所のリテイク。最長で１０年前のものもあるけどキリが無いのでどうしても気になる所だけに収めるけど…。

鉛筆ツールは曲線は強いけど直線は扱いにくいのでキャラや自然物を鉛筆ツール，直線を多用する背景等はペンや直線ツール系という使い分けかな。

絵はイメージの完成度に左右されるので押井監督は絵を描ける人。押井監督がレイアウトにこだわるのはそれがイメージできる人だからで，ちなみにうる星やつら初期は作画スタッフが足らなくて監督自身が戦車の原画を描いていた。

ネームでの緩急の付け方の例。 （「急」の直後にドアップや釘を刺すようなセリフで「止」めてそのご緩やかに流していく。） 白々しくわざとらしい見せ方だけど「意図的にそうする演出」としてやるなら効果的で自分は好きな描き方。 基本的な手法なので当たり前に出来る様で割と…ね。

ポイントになるシーンに絞って画のタッチを変えてはみたけど，模索しすぎかもしれない。

そもそもその編集者は，この1ページ目を観て「実在する場所の現代劇」だと思い込んでいたようでとにかく話が噛み合わない。「これおかしくないですか？」「今の子はルーズソックス履いていますから」という具合。 こちらとしては「架空の世界」の提示としてこの絵を最初に持ってきたのだけど…。

1０年ぐらい前に乙女✕文楽の連載会議用に描いたものなので描き込んでる方で通常はもっとラフ。 返答なしだったので実質ボツネーム。 作品の基本設定はこの時点でほぼ完成しているので手直しすれば同人としてなら使えるとは思う。 #みんなのネームってどんな感じ

トーンやフィルター類を使わずアナログっぽく描いてはいるけどレイヤーを使わないと膨大な時間がかかるしアナログ環境では難易度が上がる描き方をしている。 それでもトーンを貼れば短い作業時間で済むのだけどニュアンスは違ってくるだろうね。 流石に服飾や部分的にはトーンは使うけど。

稚拙なので多分参考にはならないと思うけど，こんな感じでネームを切ってるという一例。

三つ目と眼鏡は自分の中では古いネタと言うかキャラクターなんだけど，元ネタは北斎漫画の「三つ目入道とそれにメガネを渡す職人」。本格的に漫画を描き始めた頃に作った初期キャラクターの一人。 これ，いつ形に出来るんだろうか…。

＞才能ないとエログロに頼るのはマジである 俺には才能無いからね，仕方ないね。