人気中間投票で初めて眞妃より上の順位になったゆめ莉。
憧れの人の前に立つことに複雑な思いを抱くゆめ莉ですが、そんな彼女の背中を眞妃は"顔を合わせないまま"
「前列立ってみたらいいのに。きもちいーよ」
という言葉で押します。
幼い頃から一緒に過ごしてきた雪奈と十和子の関係性も③巻の見所の一つ。
自分の思ったことをやり通す王様気質の雪奈と、そんな彼女に導かれながらも同時に雪奈にとって心の拠りどころになっていた十和子。
園芸部が存続の危機を迎える中、二人のそんな関係がどうなるのかぜひ読んでみてください。
取り巻く状況が変わってしまってもスイの本当の気持ちに寄り添いたいと思うショーコと、取り巻く状況が変わって苦しい渦中にありながらもショーコの思いに応えようとするスイの関係が素敵です。
一木けい先生と三浦しをん先生の対談で述べられる
「お互いを肯定するだけではないし、 (続く)
『逃げるは恥だが役に立つ』原作の海野つなみ先生による百合短編『百花繚乱』。
主人公・沙季の片思いはかなわないのですが、報われなかったその恋を彼女が大事に胸に抱き続ける姿がとても素敵。
8月8日発売シギサワカヤ先生『君だけが光』収録の『プレパラート』にもそういう趣があって好きです。
前川さんの意外な食いつきに戸惑いつつも自分の"好き"を誰かと共有でにることに素直に喜びを感じる清水さんが可愛らしい。
宮澤伊織先生が言うところの"ここすき"(https://t.co/4VnYZLTM11)で繋がる清水さんの喜びは『メタモルフォーゼの縁側』にも通じ、読んでいると優しい感動に包まれるのですが…
千春が伊澄の自転車通学を学校に報告しない理由。それは千春が
「寮の同室の人とちょっと色々あって実家から通っている」
ことに関係があるようなのですが。
実はその鶴が同級生の紗月という女の子で、というお話。
羽の生えた紗月たちと羽のない夏海の共同生活は二者の間の様々な相違を明らかにしますが、そんな中にあっても自分らしくありたいと願う気持ちや、その気持ちに寄り添いたいと願う優しい想いが描かれていて素敵です。
ご興味があればぜひ。