あだち先生の漫画、自分にとって一番不可解のは話の運び方。そこにあったルールは普通の漫画と全然違う。「カセット録音で告白」までなら他の漫画家も思い付くアイデアと思うけど、この形で描けるのが誰もできない。
3/6)
変身モードの盤古は防禦力が上がった、という描写は地味に好き。「兵器モード」と言ってもあくまでも防禦特化タイプの盤古が大好き。
『あなたしか描けない漫画を欲しい』
これは正論で大体嘘じゃないけど、隠れた前提はある。「この人しか描けないもの」を描けば採用できるなら、理論的に雑誌のカラーとか関わらずにどこも採用されるはず。
なので本当はこう:
『(私(担当)が欲しいもの、かつ)あなたしか描けない漫画を欲しい』
4/6)
圧倒的にパワーがすごく爽快。でもよく考えたら盤古はここまでシンプル変身パワーを使えるのは初回変身だけ…こういう『盛り上げ続ける』話作りは案外に難しかった。
逆に『感情』をいちいち『説明』したらこんな風になります。こんなのラブコメを読みたくないんだよ。もっとシンプルに自然の会話で見せてください。
5/5)
それぞれの思惑と利害関係はバラバラなのに、3人は手を組んで敵と戦う。こういう複雑な人間関係がここでやっと初めて描きました。ある意味、本当にここから漫画家の自分として『シリアス話作り』のスタートかもしれない。
5/5)4巻のテコ入れはそこまで反応をもらえなかったので、この時期にシナリオを大幅に書き直して5巻の新展開を入れます。その時の話は次回に...
1/4
この村を描いたときに「流坑村」の写真集を参考した。しかし現実に今でもあった村ので『西』という字を付けて架空の村として描いた。
そういえばエフェクトに関して、ダイの大冒険は凄かった。連載最序盤の魔法エフェクトもかなりカッコイイ。週刊連載なのに、その頃に作者は新人で初連載なのに、しかもほぼRPG漫画の黎明期作品なのに、この表現完成度。今で思えば奇跡レベル。小中学生の時にリアルタイムで連載を読んで夢中になった。