東海道の関所では「入鉄砲に出女(江戸に持ち込まれる鉄砲、江戸から出て行く女性)」を取り締まっていました。特に女性は関所手形がないと通過できず、人見女(改め婆)によって男女のチェックも行われました。のぞき込む人見女の目力と、恥ずかしそうな少年の表情が印象的な一枚。
#おうちで浮世絵
本日は風変わりな魚の絵をご紹介。博物画家である服部雪斎によるマンボウの絵です。明治5年、東京の湯島聖堂で日本初の博覧会が開催されますが、その時に出品された展示品の解説として制作されたものと考えられています。マンボウの特徴も詳細に解説されています。#おうちで浮世絵
「四季の花園 紫陽花」
紫陽花は花びら全部を墨線で描かず白い輪郭で表現することで、ふんわりとした優しい印象。女性の着物は藍染の市松模様で夏らしい涼しげな装いです。赤い団扇には、広重のマーク「ヒロ印」が入っています。カタカナの「ヒ」を「ロ」で囲んだ菱形のマークです。
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四季の花園シリーズより「芍薬」。美人を表す言葉に「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」とあるように、芍薬は日本を代表する美しい花のひとつです。花の前を歩く女性は、ブルーの縦縞の着物に黒い帯、襟は白地に水色の柄のようですがよく見ると赤いラインが入っています。
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『仮名手本忠臣蔵』より大星由良之助と力弥。赤穂事件の大石内蔵助と主税がモデルですが、当時は実名が使えず仮名でつくられています。2人が身につけるのは「江戸小紋」の裃。両袖の大石家の家紋「二つ巴」提灯の浅野家「丸に違い鷹の羽」からも、赤穂事件であることはあきらかです。
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演目『夏祭浪花鑑』に登場する魚売り・団七九郎兵衛と俠客・一寸徳兵衛。義兄弟の契りを結んだ2人は、色違いの双子コーデです。現代ではギンガムチェックで知られますが、日本の伝統模様では「弁慶格子」といいます。格子=チェック、縞=ストライプは江戸っ子の間で流行しました。
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演目「関取千両幟」。八百長をしなければならず悩む力士の稲川治郎吉と、悩みを打ち明けてくれないと悲しむ女房・おとわ。女房はある決意し、取組前に夫の髪を梳く…二人の別れの場面です。
治郎吉の着物は相撲取りらしく綱の模様。一方おとわは揺れる心を表すようによろけ縞です。
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前RT:太田記念美術館@ukiyoeotaも紹介されていた「正面摺」。男性の着物は一見すると無地の真っ黒に見えますが、見る角度や光の具合によって模様があらわれます。通常の版画とは逆で、版木にウラ面を当ててオモテ面から陶磁器や猪牙でこすってツヤを出して模様をつける技法です。
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北斎と弟子の錦鶏はそっくり!二代戴斗(たいと)は北斎の画風を忠実に再現した作品を多く残しました。北斎作品から北斎の描く鳥を学び、自身の『花鳥画伝』に取り入れました。
#北斎師弟対決!
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