天保二年(西暦1831)。9歳になる息子・麟太郎が犬に噛まれて重傷を負った。今晩にも命が危ないと医者に聞かされた父・小吉がとった行動は…。
マンガ『夢酔独言』七十四話(1/4)
#夢酔独言 #勝小吉 #勝海舟
#漫画が読めるハッシュタグ
(4/4)
「本当に修行したのは、剣術ばかりだ。全体、おれの家が剣術の家筋だから、おれの親父も、骨折つて修行させうと思つて、当時剣術の指南をして居た島田虎之助といふ人に就けた。」
#勝海舟
天保二年(西暦1831)。9歳になる息子・麟太郎が犬に噛まれて重症を負った。小吉は麟太郎がの元へ駆けつけるが…。
マンガ『夢酔独言』七十二話(1/4)
#夢酔独言 #勝小吉 #勝海舟
#漫画が読めるハシュタグ
(2/4)
「維新の頃には、妻子までもおれには不平だつたヨ。広い天下におれに賛成するものは一人もいなかつたけれども〈中略〉おれは常に世の中には道といふものがあると思つて、楽しんで居た。」
#勝海舟
(2/4)
「佐久間象山は、物識りだつたヨ。学問も博し、見識も多少持つて居たよ。しかし、どうも法螺吹きで困るよ。あんな男を実際の局に当らしたらどうだらうか……。何とも保証は出来ないノー。」
#勝海舟
(2/4)
「…懐から二百両の金を出していふには、
『これは僅かだが、書物でも買つてくれ』
といつた。
あまりの事に、おれは返辞もしないで見て居たら、渋田は、
『いやそんなに御遠慮なさるな、こればかりの金はあなたに差し上げなくとも、ぢきにわけもなく消費つてしまうのだから…』」
#勝海舟
(4/4)
「この人(島田虎之助)は世間なみの撃剣家とは違ふところがあつて、始終、『今時みながやり居る剣術は、かたばかりだ。せつかくの事に、足下は真正の剣術をやりなさい』といつて居た。」
#勝海舟
(2/4)
「…この功名心といふ火の手を利用して、一方の色慾を焼き尽くすことが出来れば甚だ妙た。そこで、情慾が盛んに発動して来た時に、ぢつと気を静めて、英雄豪傑の伝を見る。さうするといつの間にやら、段々功名心は駆られて、専心一意、ほかの事は考へないやうになつてくる。」
#勝海舟
(3/4)
「高野長英は、有識の士だ。その自殺する一ケ月ばかり前に、横谷宗与、これはおれの知人だが、この宗与の紹介で、夜中におれの家へ尋ねて来て、大いに時事を談論して、さて帰り際になつて、おれにいふには、拙者は只今潜匿の身だから別に進呈すべき物もないけれど、…」
#勝海舟