エロ漫画プロ・稀見理都先生が「エロマンガベスト100」に選んでいた町野変丸先生の初心者向け傑作集『ザ・ベスト・オブゆみこちゃん』。「ナンセンス」「シュール」など不安げな言葉での評価多数なので恐る恐る読んだが、「淫夢」のような超現実の変態シチュに完全に虜になってしまった…もう戻れない

早稲田卒の漫画家・甘詰留太センセの『くわがた』は人の性癖を狂わせる劇薬文学エロ漫画。夏の田舎、真っ白なワンピースに麦わら帽子の少女が紡ぐ「みんなってもう精通しました？」ではじまる物語は静かな狂気で我々叙情派変態の魂を蝕む…美少女コミック研究家・稀見先生イチオシの未完の傑作

お耽美系変態の教養になりつつある蜈蚣Melibe先生『バージェスの乙女たち』。救いのない展開と過激な身体変形でカルト的人気を誇る作品だけど、「羞恥」のエ口漫画としても特級品。優秀な娘が知能のないモノにされるのはものすごく悲しくてこの上なく破廉恥。知性を弄ばれることは、最も恥ずかしいこと

「痛み」はあくまでツールであり、それ自体が目的になるとSMは消える。100回は余裕で使用してるベストオブ性癖作家・毛野先生作品には容赦がない。容赦がないのに「痛み」の用い方があまりに的確である。痛みを扱う人間は人一倍痛みに対して敏感でなければならない、と解らせてくれるNo. 1作家である。

乳首ピアスがあいているガッツリめの変態なのですが、私を乳首ピアスの世界に引きずり込んだのは何を隠そう、インテリ変態エロ漫画先生こと(私調べ)甘詰留太先生のSM全年齢ヒット作『ナナとカオル』のちょっとハード版スピンオフ『ナナとカオルBlackLabel』…変態沼に落としてくれて…ありがとう……

修論執筆中、「自慰をしてはじめて性的に自立し、セッ×スの予定も自分で管理するようになった」という言葉が印象的だったのだけど、洋竹音緒先生『媚びない女狐』はまさにそんな性的自立の重要性を教えてくれる作品だった。乗る車、読む本、与える隙、得る快楽、全てをコントロールして、人は自立する

「同感！女子○学生はこの漫画だけでいい」とクジラックス先生に引RTされエロツイにあるまじき600イイネという大反響をよんだ結果垢ロックという快挙に至った関谷あさみ先生『ラフスケッチ』の「先生、」、思春期の女の子特有の「先生」という存在への無条件の憧れ、残酷な早熟さにほろ苦くなる傑作

変態ってのは淫乱ってことじゃない。心の奥底にうずまくイメージが繰り返し、あまりに真っ直ぐな欲望は何層にも重なることで常人にはあたかも「屈折してる」ように見えてしまう…そんな内部世界の反復と開花が唯一無二の感覚を与えてくれる天竺浪人先生『ひる』…私たちは2回この世に生まれる…

いっけな~~~い！黒歴史！💦💦例に漏れずかなりキツめの腐女子だった文学女子こと私は、ひょんなことから寄稿した本の表紙になってた「男の娘」本に手を出してしまって…💦このままじゃ女性向け男の娘と男性向け男の娘の違いとか論じちゃうよ~~っ😖😭次回！「は？またpixivプレミアム再課金したんだが」

三大電波エロゲのセリフで「一緒にセックスしたくらいで、私と同じステージに立てたとでも？」というのがあるけど、たしかに性交くらいで相手をわかった気になる人って結構いる。桐原湧先生『BORDERLINE』は、肉体のボーダーラインと精神のボーダーラインが必ずしも一致しないことを示す秀逸な作品

「は？久々にFANZAみたら『おじさんで埋める穴』とかいう私のためでしかない漫画が1位になってんですが？」と思って秒で買ったら、「は？これ私の普段の妄想じゃん？誰ですか私の脳内観察日記書いてる人は？」ってなったんですが……タイトルセンスといい、心拍数のあがる展開といい…今年ベスト1更新

昔おじさんに「抱っこして~」とだだこねたら、前にいた女児がこちらをチラリと見て、お母さんにだっこしてもらって小憎らしい笑顔を向けた。女の子は生まれながらに「優越感の悦び」を知ってる。そんな憎いほど可愛くて逆らえない女の子を存分に楽しめる『女の子のおもちゃ』、控えめに言ってアーメン