「まったり!赤胴鈴之助」の千葉先生と漫画の千葉先生よく似てると思うんだよね~!😌✨
髭とか目尻とか、顔の各パーツの線が下にスッと伸びる感じが千葉先生っぽいと感じるポイントかな🎨
「西部の秘宝」はシンプルな題材を描いた短編でありながら、2つの時代で争いを描き分けたドラマチックな作品でした。
また、武内先生と棚下先生の特徴が濃く反映されているため、作家史を考える資料としても面白い作品だと思いました。
先生2人とも好きだから付録買った甲斐があったと思います!
浮浪少年や一人旅は、その後の棚下先生の作品でも繰り返し描かれている。
さらに、作中で主人公の少年が過ちを犯すと言う点が棚下先生らしい。
欲に目がくらんで正しい行動が取れなかったり、結果過ちを犯したりする。善も悪も存在するけど、罰や後悔は主人公にも平等にやってくる。
西部開拓時代編は、浮浪少年ジムくんが黄金のありかを記した軽石を発見したことで争いを巻き起こしてしまう話。
親切なメリー父娘、ずる賢い親方、インディアンたちを巻き込んだ末、ジムは黄金のために多くの犠牲を出したことを悔い反省する。
原始時代編は、原始人のサムロ少年と両親が、光る石を盗まれた復讐をしたい老人と光る石を盗んだ男たちの争いに巻き込まれる話。
物を使う人の心がけ次第で幸福になったり不幸になったりすることを学んだサムロくん一家。噴火に巻き込まれる寸前に光る石のことを軽石に刻んで後世の人間に託します。
アメリカ西部を舞台に2つの時代で光る石(金)をめぐる人間の争いを描いた物語。
前半の原始時代編を武内先生、後半の西部開拓時代編を棚下先生が分担して描いてる。
お二人とも、この頃は人物の頭身が低いし、シンプルな絵柄だし、似ているとこ多いけど、武内先生の絵の方が肉付き良いかも。
「西部の秘宝」は、1954年『少年画報』新年号の付録(読み切り)。武内つなよし先生と棚下照生先生の合作という珍しい作品!
武内先生は1953年から『少年画報』に作品を掲載、そして1954年9月から福井英一先生の『赤胴鈴之助』を引き継ぎます。棚下先生は同月から『少年画報』に「冒険三太」を連載。
街や建物の破壊する様に美を見い出せる方は、大友克洋先生も推してる堀江卓漫画を読んでいただきたいんよ。
瓦礫は華!!🌸
城しか勝たん!!🏯