足を遮蔽物にして遠景を描く構図は、空間を活かしていて見事だと思うけど、品川の風景と足を1コマに詰め込むのは棚下先生だけじゃないかなぁ。ギチギチやん(笑)
歩いて旅してるよってニュアンスは分かるけど、次のコマで徒歩って分かるから蛇足。それでもついつい描いちゃうのが棚下先生なんだなぁ。
めくらの石松、当時流行りの座頭市の影響を受けているんだろうなぁ。
後に「めくらのお市」がヒットするのも納得!石松も強くてカッコいい!
キャラクターが若いからだろうけど「鬼滅の刃」の善逸っぽく見える。仕込み杖から霹靂一閃が出そう!(笑)⚡
女の子のひとり旅だし、ヤクザや人さらいがいたり、道中波乱に満ちてるけど、要所要所で出会う人が優しくて読者もつい嬉しくなる。
今回は原作の良さもあるんだろうけど、棚下先生の描く旅はサクサク進みながらも魅力が詰まってる気がする。
弾痕で文字云々のとこ、実際に漫画に描かれたのは硝煙っぽいけど「つばくろ頭巾」とか「矢車剣之助」とかにもそういう場面があった。空中で炸裂して煙が止まらなきゃできない…これもリアルを考慮しちゃダメなとこ(笑)
読むたびに思うけど弾も硝煙も凄まじい!!
棚下先生の少年漫画は絵が荒ぶってることも多々あるけど、奥行きのある構図はやっぱりカッコいいと思う。こういうとこが好きなんだよね。上手い!
『らもう』の「ら」が見切れてるけど、下にイタリアンレストランの看板も映っているで間違いないと思う。
他の方の動画にも同じ通りを映したものがあって、『とんかつ』の看板なども確認できたけど、この動画が分かりやすい且つ古い。
『喫茶らもう』の記載確認
1979(s54)「別冊angle」
(「あのころangle」再掲)
つのだ先生の描いた他の店の表記が無いのは店が変わったか、略されたのか?🤔
カゴ直利先生の「鉄丸一平」は1956年4月から「ぼくら」で連載。
主人公の名前、着物の模様、絵図面が出てくる点を踏まえると、前月に「痛快ブック」で連載スタートした棚下照生先生の「小手丸鉄平」と関係ありそうだけど、ストーリーは別物。
二人の交遊関係は不明だけど鶴書房で出会ってるのかも?