【読書記録】講談社編『MANGA Day to Day 上』講談社. 2021.
コロナ禍に集った漫画家109人が描く、2020年4月1日以降の日本。4月1日ちばてつやから5月21日加曽利りあらまで。マスクもトイレットペーパーも消えて緊張感のある日々だったことを思い出す。
【読書記録】安西水丸『陽だまり(安西水丸が遺した最後の抒情漫画集)』講談社. 2023.
余白の多いコマ、シンプルな線、ずらしたスクリーントーン、日記のような詩のような文章、性と犯罪を含む非日常的なストーリー。この安西水丸独自の世界は、『ガロ』で初めて見たときと変わらない。
宇田川マサオ『ばったり侍』三洋社。1960頃?貸本。
「昨日勤王、明日は佐幕、その日その日の出来ごころ、どうせおいらは裏切者よ〜、野暮な大小落し差し」は、西条八十作詞「侍ニッポン」であって、大滝詠一「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語」につながる歌だ。
宇田川さんは水木しげるさんのひとつ年上。
【読書記録】松田哲夫編『家族で楽しむ まんが発見⑧どこか遠くへ』あすなろ書房. 2021.
このまんがアンソロジーは全9巻だが、もっと短編や中編が読みたい。松田さんに続巻刊行をお願いしたい。
いまの日本マンガはダラダラした長編が多過ぎると思う。高野文子さんの作品は何度読み返しても面白い。
横山光輝『魔法使いサニー』連載1回目から引用。まだこの頃はサリーじゃなくてサニー。よっちゃんはアニメのような長い顔ではないのだな。
[読書記録]松田奈緒子「重版出来 1」小学館、2013。
ユーレイと言われていた若手営業の小泉が本気出して靴底が磨り減るまで頑張る話「売らん哉!」が好き。
柔道ギョーザ耳・黒沢心の「重版出来ダンス」あはは。
[読書記録]復刻版「まぼろし球場」寺田ヒロオ、昭和32年 国書刊行会 昭和60年。
最終ページの柱「まったくはらはらしましたね。次号にも、さらにすばらしい別冊がつきますよ。」