悪人が脱獄するというとコミックの日常茶飯事だが、ちょっとした台詞の積み重ねで異常性が十分に演出出来る。
精神科医達の精神を破壊して作り替えるのに37回も面談を重ねたと苦労を語るメイカー。
更に実行者達の肉体を自らそっくりの生き物に作り替える。脱獄を悟られない時間稼ぎが周到。
今週のMARVELコミックス、3冊買って3冊とも人間がオモチャみたいにグチャグチャになるやつだったの凄くないですか?
このカン絡みのトリックは福本漫画だと割と頻出で「金と銀」「アカギ」でもやる。まあこの辺はあえて手を晒してるから成立するハッタリ・詐欺の部類であって、違法のカンほど違法という訳ではない
違法っていうか無法っていうか完全にイカサマなんだけど、アカギ序盤で矢木に「リーチ後にカンなど出来ないと誤解している」「後の状況変化に対し全く無力」と、してやられて習得した「リーチ後に待ちを変える違法のカン」を天で使ってると思うと、確かに同じ人物の晩年だと継続性の面で結構感動する
しかしタフの話してて気付いてしまったけど、「龍を継ぐ男」のキャプテン・マッスルの身体、「高校鉄拳伝」のマーク・ハミルトンの使い回しだな……まあこの作者にはよくある事なので今更ですが https://t.co/wE8tHyX5m7
父を殺したと目される兄を追い、敵討の為に大会に臨むヒース。そのまとわりついて離れない関節技を前に落ちかけるハミルトン、死をも覚悟した彼を目覚めさせるのがセコンドからの「目を覚ませ!お前のオフクロは淫売のクソ女だっ」という声援。スゲー熱い場面で、どっちが勝ってもおかしくない名試合だ
タフの当該シーンは「核弾頭」マーク・ハミルトン対「砂のヒース」ヒース・クランシーというサブキャラ同士の試合なのだが、どちらも一人称「ボク」という格闘漫画には珍しいボク被りの上に、口調と裏腹になんか両方ともヤバい気配を漂わせた濃い試合だったんだよね
キャップの友人のアーニー・ロスはキャプテン・アメリカ誌の長い歴史でも不思議な存在感がある。クールな能力もなく、パッとした外見でもない、禿げかけた平凡なゲイのおっさんだ
キャロル「ちーっす、キャップとキャップ」
サム「ようキャップ」
スティーブ「まーた始まった……この誰が誰だか分からんという定番ギャグは私が凍る前から存在するくらい古臭いんだよね」