#平成最後に自分史上一番バズった絵を貼る
最初に描いたヘイムスクリングラ漫画でした。
元の本でもインパクトのある話なので、ネタが強かったんだと思う。統一王は凄いな。
北欧古典「ヘイムスクリングラ」より「ホーコン善王のサガ」(2/4)
血斧のエイリークの死と、ホーコンの治世と、戦争のはじまり。
その26。
おじさんには姉がおり、まじょこに対しマメさを発揮しているのは姉の影響が強い。
ただ北の民は女も男同様に狩りをするので、儚げな美女エルフが熊を狩って解体するのも普通。
なので女だからひ弱だとは思っていないし、エルフ女と人間の男が戦えば当然エルフ女が勝つだろうと思っている
その25。
わざわざ結婚の了承を取りにいくエイリークは「気性は荒いけど育ちの良さが出る」みたいな人と想像してるので、服はけっこうカチッと着せました。
リボンみたいなやつは、マントがずり落ちないようにつけとくものです。戦闘時にこんな格好はしないので、オフなんだけど正装に近めの服にした
その23。
ホーコンがアザルステインを絶対に「養父」と言わず「父上」と呼び、美髪王の方に「実父」と書いてルビをふっているのは、ヘイムスリングラにおける彼の言動から、双方の親への印象をもとに私が創作してる演出です。
この人あまりにも明確に養父の方が好きなので。
その21。
ヘイムスリングラ、スラーンドヘイムの民会での演説シーンを中心に、ホーコン善王について「美髪王にそっくり」との民衆の感想が書かれているので、顔そのものというよりは、覇気と空気感みたいなものを似せるつもりで描いています。
構図も一応寄せました。
その20。
王の権威の象徴といえば剣と腕輪。というわけで美髪王にはめちゃめちゃ腕輪をつけました。
ヘイムスリングラに、美髪王への賛辞として「部下には気前がよく」とありますが、北欧詩の隠喩では気前の良い王を「腕輪を毀す者(富を分け与える、の意)」と言います
その19。
血斧のエイリークの嫁、魔女グンヒルドが着ているのは「猫毛の縁飾りのマント」です。
魔法を使う女、ということで、ヴォルヴァ(巫女)の服装を参考にしています。
猫は魔術を使う女としても名高い女神フレイヤの戦車を引く獣です。そこから猫も魔術に縁深いと考えられたんでしょう。
全国四万社とも言われる八幡宮の、押しも押されもせぬ総本社で同時に豊前国一ノ宮な宇佐と、三大八幡も一ノ宮もなんだか常に瀬戸際に立たされている筥崎は、見た目とは正反対の気苦労をしてそうじゃなとか
その13。
宇佐八幡が僧っぽい格好をしているのは、宇佐八幡信託事件(道鏡事件)で神託を告げるために現れた八幡神が「僧形の大神だった」とされているため。
早くから神仏習合し、仏法守護神となっていた八幡神は、絵などでも僧形に描かれてるものが多いです
その11。
稲荷神たちに尻尾はありませんが、髪の毛のきつねしっぽみたいなフサフサが、おうちの規模(社格的なもの)を表している。
その10
創作というかなんというか、という気持ちですが神話伝承関連のの方も。
北野天神と太宰府天神、顔のパーツは同じなので太宰府も目を開くとこの顔になります。
北野の後ろ髪の火は、清涼殿落雷事件により鎮めるために祀られたから、火雷天神の性質がより強いから燃えてる。