なので、もし本人が生きてる当代から見た歴史物を描くとしたら、血斧王本人やその息子(900〜960年頃の人間)が彼を「血斧のエイリーク」と呼んでいることは多分ないのですが。
「後世の人間がまとめた伝説」であるサガでは、普通に同時代の人間が「血斧のエイリーク」と呼んでいます。この辺面白い
民会で支持を得た20歳近く年下の弟に、王座から蹴り落とされるノルウェー王の話はしましたっけ。
ヴァイキングの王様というと、力で全てを従えるみたいなイメージあるけど、この頃から民衆の権利意識すげえなと思うところです。
ノルウェーだけの話ならいいけど、舞台がイングランドに飛んだ時に悩んだのが固有名詞の表記ですがエリックさんなんですよね…めっちゃ普通っぽい…
これは「ネファタフル」というチェスみたいなゲームです。
ヴァイキングの遺跡から駒や盤が出土しています。
大英博物館のお土産にもたしかネファタフルあったはず。
この辺でサラッと描いてる、ホーコンの立法(法整備)についても詳しく書かれてました。
ヘイムスクリングラには、「鮭の遡上する範囲内の内陸まで全てを船区に分け、召集が行われる時には、どれぐらいの大きさの船を何隻、各区域で用意するかや、高い山に狼煙台を作ることが定められた」とある。
この辺の美髪王の貸した、貧富の別なくすべての農民に課した税(人頭税)についても詳しく書かれていました。
「これは解放金、人命金のことで、この表現は被征服者の身代金的イデオロギーをもっているようである」