ところで、ニールがブルース・リーに魅かれたのは、ヒーローはボディビルダーではないという彼の持論を体現しているせい?
B&B#85では、友人とジムに行ったブルースのこんな描写が。ちなみに友人は、ごく普通のビジネスマン。十分にムキムキですが、これがアメコミ世界の住人の標準体型のようです。
『マーベル:レガシー』は、先の『シークレット・エンパイア』でワヤになったマーベルユニバースの原状回復の物語。この3人のような新世代ヒーローから、お久しぶりの”あの人”まで様々なキャラが登場し、これからのマーベルを予感させる内容となっています。
そしてご対面。「こんなのはアトランティスでも見たことない」なんてさらっと言ってますが。「怪物探しを続けるの?」と訊くショーティにジョーンズ博士は、「いや、大いなる未知のままにしておこう」と返し、遠くからその様子を見つめるチューイで幕。
「ハルク」の意地をかけて挑んだものの、手も足も出ず、最後はギャグ漫画式で退場。
名前を借りている以上、文句は言えないのかもしれませんが、何となくマーベルの本音が見え隠れするような。
これは、1973年に刊行されたマーベルの公式ファンブック『FOOM』#2に掲載された、「僕の考えたヒーロー、ヴィラン」コンテストの応募作。フロリダ在住、当時15歳のアンディ・オルセンの作品で、人の皮を被ったサイボーグのようですが、問題は名前…そう、「ザ・ウルヴァリン」なんですね。
さらに、ドラマ化で話題のインヒューマンズがストーリーの鍵を握っており、テリジェネシスなる現象を引き起こします。その結果、インヒューマン遺伝子を持つ人間の能力が覚醒。そちらの顛末は、広告チラシにヒントが。
実はその後もあちこちに跳ばされまくり、『ウォーキング・デッド』的(あくまでも”的”)な世界や、コウモリの扮装をしたマンのいる世界やらを巡った挙句、色々あってレヴィを殴り殺してしまいます。
笑った後のシビアな展開が実にカークマンらしい。
改編世界モノと言えば、最後は崩壊するのが宿命。神帝ドゥームの理想境も、世界の終焉を潜り抜けてきた「宿敵」リード・リチャーズの出現で……!
6話目は『マーベル・ファンファーレ』#18(1/1985)。高級コミック誌に掲載された読み切り作品で、かのフランク・ミラーが作画を担当。『ダークナイト・リターンズ』直前だけに実にかっこいいものの、テーマ的には最も重い作品です。キャップにはあまり縁のない印象のミラーですが、好きなんだろうなあ。
一方の『マーベルチームアップ』#14では、当時、スパイダーマンが所属していたニューアベンジャーズとも顔合わせ。異次元人だから知らなくて当然とはいえ、失礼な事を言いまくります。ラストで、再び開いたポータルに飛び込んでマーベルユニバースにお別れ。
ミスター・ミラクルに馴染みがない人も、冒頭で基本設定がしっかりと説明されているので大丈夫。実際のところ、カービーが築いた世界をさらに広く広く押し広げた本作においては、読者に求められるのは、過去の知識よりも柔軟な受容性だと言えますし。
この見開きなんて、当時の少年マガジンに載っててもおかしくない感じ。洋の東西を問わず、共通した空気みたいなものがあったんでしょう。この『ニック・フューリー:エージェント・オブ・シールド』は通販限定です。ぜひhttps://t.co/nxM0V7B6uKをチェックしてください!