スパイ映画全盛時代だけに、秘密兵器が目白押し!色が変わる車なんて、007を先取りしてます。というか、やはりアメコミだけに、ここはジェームズ・ボンドより、マット・ヘルムかデレク・フリント風と言った方がピッタリくる感じ。
その後、ナイトウィングとなったディックは、バットマン率いるアウトサイダーズとも共闘するなど、過去のわだかまりを乗り越えたかのように思われましたが、新聞でバットマンが2代目ロビンを迎えた事を知り、その真意を質しにきたのです。
クライマックスのFF対ギャラクタスのバトルシーン。60年代のコミックらしくセリフが多めですが、実にテンポがいい。カービーの画に、あとからスタンがセリフを当てはめてるんですが、こうまでうまくハマるのは阿吽の呼吸なんでしょうね。
昔の部下から、娘のローラがハーモニーなるカルトからどうしても戻ってこないと相談を受けたグリーンアローは、ガラの悪い警備を蹴散らして教団の施設に侵入。ローラを探す中、自分もローラを探しているという正装した青二才に遭遇します。そこに駆け寄るウェディングドレス姿のローラ。
実はその後もあちこちに跳ばされまくり、『ウォーキング・デッド』的(あくまでも”的”)な世界や、コウモリの扮装をしたマンのいる世界やらを巡った挙句、色々あってレヴィを殴り殺してしまいます。
笑った後のシビアな展開が実にカークマンらしい。
「ハルク」の意地をかけて挑んだものの、手も足も出ず、最後はギャグ漫画式で退場。
名前を借りている以上、文句は言えないのかもしれませんが、何となくマーベルの本音が見え隠れするような。
この見開きなんて、当時の少年マガジンに載っててもおかしくない感じ。洋の東西を問わず、共通した空気みたいなものがあったんでしょう。この『ニック・フューリー:エージェント・オブ・シールド』は通販限定です。ぜひhttps://t.co/nxM0V7B6uKをチェックしてください!
これは、1973年に刊行されたマーベルの公式ファンブック『FOOM』#2に掲載された、「僕の考えたヒーロー、ヴィラン」コンテストの応募作。フロリダ在住、当時15歳のアンディ・オルセンの作品で、人の皮を被ったサイボーグのようですが、問題は名前…そう、「ザ・ウルヴァリン」なんですね。
ジョーカーとの不意の遭遇から、彼の事が頭から離れなくなり、ついにはアーカムで医師と患者として再会。意図してやっているのか、焦らして褒めて突き放すというジョーカーのあしらい方がお見事。犯罪に走らなくても、ヒモで十分に食っていけるレベル。
2話目は『キャプテン・アメリカ』#109(1/1969)。1964年のキャップ復活後に改めて描かれたオリジンで、1話目と同じジャック・カービーの筆によるものの、迫力が段違い(ただのメカなのに、なぜここまで!)。カービーの全盛期を堪能していただけます(同じシーンでもここまで違う)。