こうしてマーベルと縁が切れたホーガンでしたが、「マーベル時代」のホーガンで忘れてならないのが、この『マーベルコミックスプレゼンツ』#45(3/1990)。
「ハルク」を名乗る、もう彼としか思えないレスラーの試合に、本物が乱入!
一方の『マーベルチームアップ』#14では、当時、スパイダーマンが所属していたニューアベンジャーズとも顔合わせ。異次元人だから知らなくて当然とはいえ、失礼な事を言いまくります。ラストで、再び開いたポータルに飛び込んでマーベルユニバースにお別れ。
今回のオムニバスでは、特典として未使用原稿や原画などを収録。91年版TPBと同時期に発売されたジョン・バーン作のポスターも引き出し式で完全収録。このポスター、DCとマーベルの2枚が発売されて、並べるとようやく背景が繋がっていることがわかるものの、キャラはぎりぎり交わらない。 続く
思えば、前職(プログラマー)を辞めてブラブラしていたところに、アメコミに詳しい人間はいないかと声がかかり、入社して初めて担当した仕事で、いきなり描き下ろしコミックとか、編集の大変さを何も知らなかったからできたのかもしれません。☟
あっさりにも程があるオチだけど、笹を食べた跡でパンダがいるのに気付いたり、案外、本当に実話かもと思えてくる。それにしても、こんなマイナーなコミックも探せば5分で見つかるんだから、凄い時代だ。ちなみに、今買うと30ドルだそう。
『マーベルチームアップ』は、原作者コンビ(ロバート・カークマン&コリー・ウォーカー)が手掛けてる上に、使用許可も出しているのでがっつり競演していますが、『インビンシブル』の方はマーベルの許諾を得ていないため、ほのめかし程度に。にしても、オクトパスは言い逃れできないレベルですが…
一方で地球での争奪戦には、こんなキャラも。タークと呼ばれるこの男、『デアデビル』誌にチラチラ顔を出していたチンピラです(『ボーン・アゲイン』のこいつです、よくまだ生きてた)。派手なスペースバトル一辺倒ではないところが、また面白い。
さらには、子役スターのスプライト。やる事なす事、全てが大当たりの人気者で、11歳とは思えぬ世慣れた態度が特徴。
かつてのエターナルズを知る人は、名前だけで彼らが人間化したエターナルズだと気づく仕組み。
それに、パニシャーはこの後、アーチーの住むリバーデールからゴッサムに直行して、バットマンと戦ってるんです(4コマ目のセリフに注目)。おいおい、勝手に世界観を繋げるなっての!