アタル兄さんにしてはベラベラ喋っており、ブロッケンが欠けた今、真剣に慈悲の心で接するにはこのくらいは喋らねばならぬと自覚していることがわかる
全く効く気がしない弔いの一撃、ボスがやるやつじゃないからな(大体のボスはそれをやられる側や)
「溜め込んでたものを叫びながら猛攻」ってテリーとかがやると勝ちフラグなのに、まるで効いてる気がしないの、あまりにもあまりにも
アタル兄さん、悪魔将軍に発言を被せることで「相手を殺すことでしか止められないとしても、慈悲由来になりえる。ソースは悪魔将軍」とこちらに連想させ納得せざるを得なくさせるの、あまりにも冷静で的確な判断力が過ぎる
コピペみたいな構図で語ってくれるアタル兄さん、カッコよくはあるんだけど、さっきの殺意の塊ツープラトン見てると、「この人、相手を殺さずに倒すことできるの???」の気持ちにどうしても
そもそも本来は「いえーい!クソ力の持ち主であるキン肉マンと、その兄であるソルジャーのタッグと対決だ!!!」の気持ちだったものなあ(それでも自分を納得させ続けたアリステラさんが、とうとう自分を納得させることができなくなったということ)
きちんとリングの外まで転がるブロッケン、それを「……」と吹き出しをつけて眺めるアタル兄さん、プルップル震えてるアリステラさんの絵面、謎の面白さがある
最早アタル兄さんの武骨な説教を聞ける精神状態ではないアリステラさん相手に、ブロッケンの解説抜きで、きちんと理解させる必要がある最高難度のミッションということ
慈悲の心で救おうとしてるはずの相手に殺人技をぶちあて、あまつさえ落下を助ける素振りも見せずこんな体勢で眺めてるだけのアタル兄さん、さすがに「アタル兄さんはベタベタ馴れ合ったり無駄に語ったりしないからなあ」では許されないレベルに片足突っ込んでない?大丈夫?
始祖は「誤っていると分かっているが、義理や己のふがいなさへの贖罪として付き従っていた」だったのに対し、マリキータマンは「本当に、心の底から、仕える相手の判断が正しいと盲信して仕えている」なのだなあ
いいシーンではあるのだけど、ちょっとマリキータマンのポーズで笑ってしまうのと、「お前ここまで散々タッチなしで二人がかりの攻撃とかしてきたのに、ここにきて真面目ね」の気持ちが沸き上がってしまうのと
威力に説得力があり、そらマリキータマンも変な悲鳴あげますわなんですけど、威力に説得力がありすぎて第三の慈悲に目覚めた状態で出して言い技じゃなさすぎる(わざわざ鉄柱に落下してるし、死ぬに決まってるだろこんなもん)