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という訳で「シンプルな能力の主人公側」VS「複雑な能力の敵側」はバトル物を面白くする一つの真理だと思うのです。
勿論、そうじゃなくても構成や他の要素も話の完成度には関わってくるので、このパターンじゃなくても面白くは出来ますが、重要な考え方だとは思います。
‥続く
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‥思います。
シンプルな能力のキャラは「敵の複雑な能力」の脅威を際立たせ、敵の魅力をも引き出す訳です。
だからこそポルナレフはやたら敵に散々苦しめられ「読者に敵の脅威を知らしめた上」で承太郎にバトンタッチし、だからこそ承太郎のピンチと、それを打ち破る所が輝くのです。
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‥五部でフーゴとパープルヘイズが途中退場したのも同様の理由です。パープルヘイズが複雑過ぎるからです。
複雑な能力は敵側向きなのです。
話を戻しますが、ポルナレフやミスタの出番が多いのは「能力がシンプル」な為、「バトルが面白くなる」からというのは何となく理解出来ると‥
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ポルナレフにしてもミスタにしても「出来ない事」が多いので、その限られた能力を如何に使って敵を破るか?という「謎解きパズル」が面白い訳です。
逆に主人公側が「複雑な能力」だと、読者が理解するのも一苦労で、シミュレーションがし難い。説明め過多になる。
面白いバトルになり難い。続
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一方、対する主人公側(読者がシンクロする側)はなるべくシンプルな能力の方が良い。
何故ならシンプルな能力だと「出来る事と出来ない事」がハッキリしてるので、読者が「どうやって勝つか?」をシミュレーションし易いのです。
「どうやって勝つの?ハラハラ💦」と感情移入し易い。
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‥深みを与える事も出来る。非常によく出来たキャラと思います。
で、異能バトルて「敵の謎の能力を解明しながら、如何に打ち破るか?」が醍醐味じゃないですか。
この場合、敵の能力は謎に満ちてた方が良いし、ある程度「複雑」な方がいい。(勝利時に謎解きの爽快感が加わる)
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おそらくミスタのシックス・ピストルズは三部のエンペラーに「弾丸を操る小人の兄弟」というキャラクター性を加味して作った、かなり計算して作られた「バトル物として完成度の高い」能力です。主役になってもおかしくない。
攻撃はシンプルですが、ミスタと小人のやり取りで戦闘に‥
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‥「能力がシンプルで分かり易い」キャラほど「敵と絡ませ易く、バトルが面白く作り易い」のです。
三部だと承太郎とポルナレフは「パワー&スピードの接近格闘」で闘う、凄く読者に判り易い能力ですよね。
ミスタは五部メンバーの中で最もシンプルな能力で「誘導出来る拳銃弾」です。
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「やたらこのキャラ、バトルの際の出番が多いな?」て思う事無いですか?
三部ならポルナレフ、五部ならミスタ辺りですかね。(四部なら康一くんなんですが、彼はバトル以外でも出番多いので除外)
三部はやたら「ポルナレフが前座で破れて‥
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‥ありませんが、やはり「作劇上コントロールし辛い能力」なので早々に退場させられてます。
敵味方判別不能の無差別攻撃(しかも凶悪ウィルス)て主人公側が戦略的に敵と戦うのに不向き過ぎるんですよ。漫画になりにくい。
むしろ「主人公側が戦略で打ち破る」敵向きの能力なんです。
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バトル漫画の構築上、厄介な存在なのと、ソレを読者に悟らせない為に早い段階で退場させられてるんです。
同じく第四部の重ちーのハーベストも「強すぎる」スタンドなので、吉良吉影の能力が不明なうちに片付けられたんです。
重ちーは「スタンドは強いが本体がバカ」でバランスを‥
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