【2】
化け猫グレーネン
その猫にサフィーは現状を話す
「本物の月のウサギは行方知れず、そして現れたのが因幡の白ウサギ」
「月の管理局ね、そんな連中とは地球政府は違う!」
大佐はここの指揮官
参謀サフィーがグレーネンに教え示す
「破壊という行動、心酔すれば魔物たちと大して変わらぬ」
【2】
吸血モモンガ、モモンガルは魔物
そして戦う相手は同じく魔物ゾンビヨコ
「この私はね!マシンの魂がこの体に憑依した」
彼女に憑依した魔物は機械の魔物らしい
そしてディスクイルは賞金稼ぎ
親衛隊のゾンビヨコからは格下扱い
「魔王軍退治の邪魔になるびよ、弱きものは戦場から去れ!」
【3】
ゾンビヨコはディスクイルをキマイラと呼ぶ
「キマイラは名前じゃない、私の名はディスクイル」
ディスクイル
その名の意味“ヤマアラシのトゲを持つリス”
本部で街の戦いを映像で確認する大佐
種族革新計画
それは管理局の魂胆
賞金稼ぎが親衛隊のゾンビヨコと何やってる、魔王軍と戦え!
【2】
グラン魔法が指先から放たれた
「だが化け猫は神出鬼没」
破壊願望
魔物エサペロは化け猫を捜す
だが目的よりも街の破壊に夢中になる
それがネコミミングシステム
破壊活動に伴い高揚感を得られる
街の破壊を止める!
コケーラが立ち向かう!
「猫耳の魔物、やはり目的は妖怪化け猫か!」
【3】
コチョレータルが助言した
「魔王軍ビクセン、女狐の耳だろ?猫じゃねーよその魔物!」
「私に聞く?知らないよ」
コケーラがコチョレータルに怒鳴る
魔物軍と地球軍
双方の戦いを眺めつつ管理局の二人
「信じるのだ因幡の白ウサギを」
ガブリッサのその眼差し
ムーンベアはうんざりする。
【4】
「あの連中は高みの見物ムカつくよ」
叫びながらトンファーを突き出すコケーラ
軽々とかわすエサペロ
格闘戦も得意の彼女
蹴りでコケーラを弾き飛す!
「必然戦闘!情けない人間に地球を支配させるわけにはいかない!」
(続く)
次回 Chapter 280「攻防!巫女ガブリッサの策略」
【3】
「私の能力は関東近辺だけ有効」
サフィーの能力も海外までは届かない
だが敵が来るのは街周辺
問題なく憑依妖怪たちは戦える!
「トランスプログレッション、属性サイキック、その私の能力!」
だがサフィーが死ねばその能力もかき消える
影響下のペットソルジャーの雄姿も!
【4】
その街ジューゴシティで暴れていたのは魔物か
いや月の巫女ガブリッサだ!
戦う相手のホワイトコケーラに凄んだ
「その能力者はサフィーか!お前を呪縛から解き放ってやろうか?人間に媚びなくていい」
(続く)
次回 Chapter 282「味方であるはずのゾンビヨコ」
【2】
次の相手はガブリッサ
「どんな目的かはみんなご存知」
そう言いつつコケーラはガブリッサの動きを警戒する
「なんで気に入らないこと悪いことだって決めるのさ?」
刹那、ガブリッサが突進する!
「強いものが生き残るのは当たり前!次世代の支配者を決める!種族革新計画!」
【2】
親衛隊ゾンビヨコが武器を転送させ構える
「私たちが対決するのも計画の一環なのかもね!」
相手のディスクイルは共闘すべき存在
だが今は敵対関係
やむを得ず戦う羽目になった彼女
「人間の勇者が何万人こようが魔物一匹すら倒せない!」
地球軍の親衛隊に引け目など感じない!
【3】
詰問するディスクイル
「確か魔王と戦った勇者であるはず、あんたゾンビヨコ」
「人間の仲間?いないね!だから私が勇者を名乗った!」
かつての戦いで魔王軍に挑んだゾンビヨコ
気まぐれなのだ
今はこの場の私闘に夢中なのか
ディスクイルがさらに咎める
「魔王軍を倒さず私が相手か?」