【4】
「あの連中は高みの見物ムカつくよ」
叫びながらトンファーを突き出すコケーラ
軽々とかわすエサペロ
格闘戦も得意の彼女
蹴りでコケーラを弾き飛す!
「必然戦闘!情けない人間に地球を支配させるわけにはいかない!」
 (続く)
次回 Chapter 280「攻防!巫女ガブリッサの策略」 
   地上では激しいバトルが続いていた
「うりゃあ!俺は勝つ」
魔王軍テラーキャットが剣を振りかざし飛びかかる!
その攻撃を避けつつモモンガルは自身に備わっている食虫植物を射出!
「私の武器はこの可愛いお花!猫ちゃん覚悟!」 
   ムササビスは身構えた
「抵抗するほど貴様のエネルギーはどんどん削られる!」
そう言いつつムーンベアがその異形さを誇示する
ムササビスは破砕筒を放った
元気なんだよ!私は!
だがムーンベアは全く動じない
破砕筒が通じない!
「触らなきゃいいと思ってるんだ!」
ムーンベアが笑う。 
   【2】
親衛隊ゾンビヨコが武器を転送させ構える
「私たちが対決するのも計画の一環なのかもね!」
相手のディスクイルは共闘すべき存在
だが今は敵対関係
やむを得ず戦う羽目になった彼女
「人間の勇者が何万人こようが魔物一匹すら倒せない!」
地球軍の親衛隊に引け目など感じない! 
   【これまでのあらすじ】
未来の地球、都市の支配権をめぐり各軍の小規模な戦闘が続いていた。そこに伝説の干支の動物をめぐり魔王軍が動き出す。「猫酒」を手にテラーキャットが刺客として登場! 
   【ネコ族】
猫に似た姿をした異星人で魔力を持ち魔法を使う種族。地球人と友好関係にあるが一部のネコ族は地球征服の野心を持ち、その者たちの組織、地球魔王軍が各都市への侵略を開始した。 
   【2】
吸血モモンガ、モモンガルは魔物
そして戦う相手は同じく魔物ゾンビヨコ
「この私はね!マシンの魂がこの体に憑依した」
彼女に憑依した魔物は機械の魔物らしい
そしてディスクイルは賞金稼ぎ
親衛隊のゾンビヨコからは格下扱い
「魔王軍退治の邪魔になるびよ、弱きものは戦場から去れ!」 
   【3】
コチョレータルが助言した
「魔王軍ビクセン、女狐の耳だろ?猫じゃねーよその魔物!」
「私に聞く?知らないよ」
コケーラがコチョレータルに怒鳴る
魔物軍と地球軍
双方の戦いを眺めつつ管理局の二人
「信じるのだ因幡の白ウサギを」
ガブリッサのその眼差し
ムーンベアはうんざりする。 
   【3】
ただ邪魔ものを排除したい
二人のゾンビヨコ
「なんであんたら私たちと戦う?」
「私はライト、サテライトはレフトさ!」
ライトがマスター、レフトがサテライトか
「地球政府軍の親衛隊ね、干支の鶏につかえる」
この私がわけの分からぬことに巻き込まれている!
憤りを感じるモモンガル。