八坂堂のまんが。西川聖蘭作画「クウデタア」。最初、日本で出せなくてフランス版が先行。大幅、というか3倍増ぐらいで昨年日本版完全版刊行。左は三島由紀夫主演(してます)映画「からっ風野郎」のラストシーンの撮影でエスカレーターからの転落するくだり。監督しているのは東大の同窓生増村保造。
「アライアズキ、今宵も小豆を洗う」、作品のテーマとは何の関係もない、懐かし少女まんが蘊蓄に毎回、原作者・まんが家とも無駄な情熱をかけています。
純アリスは東京キッドブラザースの女優。
八坂堂のまんが。山崎峰水作画「アライアズキ、今宵もアズキを洗う」。渋谷の「改革」で住処を失った妖怪たちがグローバルな政策の実験場となった渋谷の街で「探偵」として活躍します。
一応、こういうのもあります。「クウデタア」。大江の「セブンティーン」の事件をモチーフに60年安保直前の17歳の少年たちと大江健三郎も三島由紀夫も深沢七郎も江藤淳も石原慎太郎も庄司薫も登場する群像劇です。
「酒呑童子」ピンチになると謎の3爺さんが現れ秘密のアイテムをくれる。本当にゲームみたいな展開です。いや、RPGゲームの方がキャンベルの単一神話論をゲーム黎明期に使っているのだから正確には逆ですね。酒呑童子絵巻、まんま、単一神話論のお手本みたいな構造でした。
原爆が落ちなかった東京を舞台に描く時間ミステリー。終わらない昭和64年の新宿3丁目に突然現れたロラン・バルト。生きていて死んでいると嘯くその真意は。バルト殺人事件編、いよいよ佳境。ウェブで読めます。
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やっと完成した「酒呑童子絵巻」まんが訳、通して読んだらちゃんとファンタジーの物語構造になっているんだなあ。冒険への召命やゲートキーパーのいるところを超えたり。普通に面白い。クライマックスは結構、派手。来週火曜、京都の某小学校5年生限定先行公開。ちびっこに受けそうで嬉しい。
中国のウェブまんが家にとって紙の本を出すのは「アニメ化」や「ノベライズ」に近い作品のトランスメディア(形式の変換)のような気がする。浅野が自分でその「変換」をやってる様子をこのところずっと見せてもらっている。トリミング、コマとコマの間の幅、「文法」が全然違う。ほんと手探り。
「恋する民俗学者」https://t.co/hMiVkycGPb次回配信から。日露戦争へ向かう日本。パノラマ館にたつ國男と蒲原有明。花袋の文学は「パノラマだ」と呟く國男。田山花袋と柳田國男、それぞれの自然主義に向けて歩み出す。最終シーズン連載中。
「まんがでわかるまんがの描き方」12月発売「YA」掲載分。クレショフ工房とクレショフさん、まんが誌初登場?だからなんだと言われても困りますが。
絵巻まんがですが、これ、日本の絵巻でもフランスの名画でも絵の中に時間の経過と物語性があればエイゼンシュテイン のモンタージュのベタな援用で漫画にできるって話ですからね。日本の絵巻だけがこうってわけではないですよ。