渡辺電気(株)さんがnoteで公開している回想記の中で石森章太郎先生が一晩で100pぐらいペン入れすると書いているが僕は石森担当だった編集者時代、目の前で他社の原稿だった「マンガ日本の歴史」一冊が一晩でペンが入るのを呆然と見ていた記憶がある。https://t.co/grQ7WOTjP9
レヴィ=ストロースの「構造」についての学習まんが。
かなり苦労した。これから校閲。次回は「神話の構造分析」。およそ学習まんが向けじゃない。
ファシズムの特徴は「上(権力)」からでなく「下(国民)」が自発的に「参加する」もので戦時下の翼賛体制は「上意下逹」出なく市民に下からの「下意上逹」を演出し参加させること。つまり「参加型」がファシズムの本質。「もっと規制を」という声に溢れるSNSは参加型ファシズムにうってつけです。
よく知られるショッカーの目的。
#超監視超管理社会を拒否します
「仮面ライダーBLACK SUN」があれこれ言われるけれど石森の師、手塚の「アトム大使」は天馬博士が宇宙からの移民排斥を訴え、博士率いる赤シャツ隊が移民に白色テロを仕掛ける。それに対峙するのが「アトム」。これが子供雑誌「少年」に連載されていた。
「大衆文化史」の入稿作業のため図版の整理をしているが戦後まんが史の下りではどうしてもこれは外せないな、と。
「ジャングル大帝」のラスト、レオの皮を剥ぎ肉を削ぎ生き延びるヒゲオヤジ。キャラクターに生身の肉体があることをもっとも生々しく伝える場面。
必要あって1970年のまんが表現について確かめる。「ハレンチ学園」で「大日本教育センター」との戦争が描かれる年。登場人物の凄惨な死が容赦なく描かれる。社会と軋轢が起きた時、このころのまんがは政治への陳情などでなく、まんが表現で正面から戦ったのだなあ、と改めて。
一億総活躍とか働き方改革って要は戦時下の一億総動員だろうという皮肉が結構あるが実際、老人も働けよ、と呼びかける漫画が当時、たくさん見られる。
近衛新体制に抵抗した漫画家も無論いた。大城のぼるは資料を渡され満州舞台に鉄資源工場建設の漫画を書かねばならないのに「かけないな」の楽屋落で40p、主人公が満州に渡って延々クマ退治で116pめ、出来上がったのはアニメの中の工場で全160p。編集部に内務省のお目付役の編集長がいてこれを描いた。 https://t.co/NI3XKf3NZX
戦時下朝鮮のナチスの講演後の子供らの姿を伝えるコラム。ナチス式敬礼に興じているとある。創氏改名、ナチス思想と戦時下朝鮮が幾重にも文化的に混乱させられた(「させた」のは当然日本。ナチ講演は毎日新聞主催)姿がこんな小さなコラムからも伝わる。
レヴィ=ストロースの「神話の構造分析」についての学習まんが。歴史を構造の反復として描くと神話になる、という話でもある。 https://t.co/Gkfrtkk8W9