「恋する民俗学者」22話
花袋の母が逝く。儀助は花袋の新作をその病床に間に合わせようとするが叶わない。新作は好評だが花袋は「実際」を生きようと博文館への就職を決意する。しかし花袋は遠い街でその小説に感化され作家となる決意をした少女のいることを知らない。
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「恋する民俗学者」22話
一方、國男の恋の相手染子が肺病で逝く。その知らせを秀子から受けた國男は思わず花袋の家へ向かうが、幼いとき神隠しにあったごとく、花袋の家への道が思い出せない。その國男の前に現れたのは? 1stシーズン最終話。
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「恋する民俗学者」1stシーズンは22話まで。
明治という時代の変化に追いつけず神経を病み古井戸に籠り座敷牢に蟄居した父に似て、書庫や文学に「引きこも」り続けた國男がよろよろと「優しい束縛」を求め社会に踏み出すまでを描く。
「優しい束縛」は花袋が作中で柳田の結婚の動機を評した言葉。
「恋する民俗学者」2nd1話
博文館に編集者として勤める花袋は紀行文も売れ生活は安定するが満たされない。唯一の楽しみは丸善で入手した洋書を携え國男を訪ねること。文学を捨てた國男は花袋のために西欧の新しい文学を説くが花袋は國男との距離を拭えずにいる。
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「恋する民俗学者」2nd1話 続き
國男らの明治文学の青春に遅れてきた青年、蒲原有明登場。有明は小諸に隠遁する藤村を訪ね、藤村ら日本のラファエロ前派への憧れや思いを話す。
しかし藤村は差別される人々を描く新しい文学の構想を有明に話すのだった。
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「恋する民俗学者」こぼれ話 2ndシーズンでちらり登場する江見水蔭は言文一致からシェイクスピア翻訳まで多作家で、雑誌新聞の編集者としても転々とする。アマチュア考古学者として知られのちに『地底探検記』やコロボックルを扱った小説『考古小説 三千年前』を残す。https://t.co/WgZtTJj2be
「恋する民俗者」2nd2話
文学に専念しようとするも読者の求める「わかりやすく面白い」小説がかけない独歩。一方、遅れてきた青年・有明は再びラファエル前派のごとき文学集団の結成を訴え、心酔するロセッティが恋人を死に追いやった自らの詩を自身の棺に封印した話をする。
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「恋する民俗者」こぼれ話
今回はロセッティに心酔する有明がラファエル前派について語る場面があります。ロセッティは二人の女性を愛し、その一人オフィーリアのモデル、エリザベスは自死します。國男の恋を描いた花袋の「野の花」のプロットはこの挿話を彷彿させます。 https://t.co/V9XGF08gsf
「恋する民俗学者」2nd-3
新世代の蒲原有明の情熱に押される形で再び文学談義が活発になる國男の周辺。男だけでなく女の晶子も赤裸々に愛を歌う「明星」が登場、否応無く次の時代が到来する中、國男は「恋」でなく「社会」を描く文学を彼方に見据える。
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「恋する民俗学者」今回から「明星」周辺の挿話も同時進行。鉄幹に対し晶子の方が主導権を取っていた、という解釈になっています。
登美子と晶子の関係も互いに花の名で呼び合う「明星」女性投稿者の「習慣」を踏まえ描写してあります。
「百合」は登美子の呼び名で。
右下は一条成美描く登美子。 https://t.co/Y00NSTZUIv
ヤングエース連載「まんがでわかるまんがの描き方」webコミック編校了。一部のwebコミックはLINEノベルに近いかもねとかwebコミック表現を暫定的に分類して考えます。
作画の斎さんは「石森章太郎研究」(面白いです)で博士号を取得、南京の大学で先生をしています。原稿は南京より届きます。
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基本設定は二つ。
①敗戦直前、東京に3つ目の原爆が落ちていたがその歴史が「修正」された。
②修正のもたらした綻びの結果、昭和天皇の「崩御」が訪れないまま昭和が継続している1989年が舞台。
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