漫画少年 昭和29年10月号。おくむらのぞむ「イコール・ランド物語 」。宇宙に星ができて動物の国ができるも土地争いを発端としてついに世界が崩壊するという話。動物が人間に生まれ変わって光に吸い込まれていくラストがイデオン発動篇っぽい。
漫画少年 昭和29年10月号。豊咲保夫「蟻と風船」。絵も話も味わいがあってもっとこの人の作品を読みたいと思わせる。漫画少年以外に描いてる様子がなく本格的にプロにはならなかったようで惜しい気がする。
「働かないで物を盗るのは間違い」と諭す正ちゃんに「働かせねえのです。あんたなど食っていけるからそんなことが言えるのだ」と食ってかかるカラスたち。正ちゃんの冒険てこんなシビアな話やったんや。
田河水泡「のらくろ」を子供の時以来で読み直そうと思ったけどバージョン違いがあってけっこうややこしい。画像は少年倶楽部 昭和6年1月号の連載第1回。この雑誌版は昭和42年に出た分厚い単行本で同内容を読むことが可能。
吉本三平「街に出たミッキーマウス 兜町進出の巻」。実業之日本 1933年6月15日号。コグマノコロスケの吉本三平のミッキー漫画。掲載誌は東洋経済と同時に創刊された経済誌なのでこの漫画も株式が題材となっている。
吉本三平「アルプスへ来たミッキー」。実業之日本 1933年8月1日号。身も蓋もない言われよう。はっきり言って吉本三平のミッキー漫画は面白い。コグマノコロスケだけだとわからないけど大人漫画的な感覚も持っている人だということがわかった。