1915年生まれの漫画家の東山駒平(藤田重則)先生が2021年10月に105歳で亡くなられた書込みが長寿者掲示板にありましたが本当だろうか?代表作「アチャコのお父さんはお人好し」の、お好み焼きを食べている間に相手の男に情が移ってビールを勧めるなどの描写は後の青年誌漫画に通じる良さがあります。
石井いさみ先生の貸本誌『街』投稿作(1958年末)では評者の辰巳ヨシヒロから「夢がない」と評されていますが、「のら犬の丘」等の真樹日佐夫原作作品ではこの退廃的な持ち味が発揮されて見ごたえのある作品となっていました。同じ投稿者の荒木伸吾は同様の話を描いても「夢がある」と評されています。