漫画少年 昭和26年12月号。楳図一雄『往復マンガ』。楳図かずお15歳頃の投稿作品。往復四コマというアイデアがすごい。
たまたま買ったビッグコミックオリジナル誌(1976年6月1日増刊号)にバロン吉元先生のとんでもない漫画が載っていて作者名3回くらい見直しました。しかも最後のコマが谷岡ヤスジ先生の漫画に続いています。
昭和38年頃の貸本単行本の読者投稿ページに掲載された谷口ジローのイラスト(下段)。上段は松森正。両先生とも1947年生まれで当時16歳。松森正はいろんな作家の単行本に投稿していたけど谷口ジローは影丸譲也の単行本だけに投稿していたようだ。このキャラは乾譲児という名で兄を探す流れ者。
わりと知られたことかもしれませんが、1965~67年の貸本誌や劇画誌にいくつか作品が掲載されている橘時彦という漫画家は現在の少年画報社社長の戸田利吉郎氏です。最初に見た時はみやわき心太郎の変名かと思いました。貸本誌『刑事』46、48号、一水社『サンデーP・M』誌1967年に掲載されています。
1915年生まれの漫画家の東山駒平(藤田重則)先生が2021年10月に105歳で亡くなられた書込みが長寿者掲示板にありましたが本当だろうか?代表作「アチャコのお父さんはお人好し」の、お好み焼きを食べている間に相手の男に情が移ってビールを勧めるなどの描写は後の青年誌漫画に通じる良さがあります。
『ジョーカー』を超える問題作!常山プロ『人間失格』は電脳マヴォにて無料公開中です。
https://t.co/3NamTeQvN7
※R18指定作品のため、18歳未満の方はご覧いただけません。
#電脳マヴォ #おとこの口紅
あまり語られませんが、さいとう・たかを作品初期人気キャラの『黒い子猫』(1957~59年)というシリーズがあります。『黒い子猫』は事件の渦中に突然脈絡なく現れて事件を解決するのですが、この登場の仕方が面白いです。さいとう・たかを作品で初めて似顔絵募集されたキャラではないかと思います。
つげ義春の「沼」の少女が永島慎二のキャラクターを真似たというのは「つげ義春漫画術」で語っていてどの作品か気になっていましたが貸本誌『大和小伝』5巻掲載の「斑鳩鉄平」(1963年9月)でした。永島慎二が虫プロ入る直前で貸本作品のほぼ最後あたりですね。
#このアフタヌーンコミックがすごい総選挙
未単行本化作品ですが、この機会に紹介しておきます。
東海林秀明「バク進!!原子力ユンボ」(アフタヌーン1992年1月号)
暴走する超大型AI原子力ユンボを旧型の手動操縦超大型ディーゼルユンボで迎え撃つという展開で巨大ロボ好きな人におすすめです。
少年マガジン1982年6月2日号に「鷺巣比夜子」という作家の作品が掲載されていますが、うしおそうじ先生のご息女ではないかと思います。『漫画少年』1955年(昭和30年)7月号にうしお先生の家で女の子が生まれて「ひよこ」と名付けられたという記事がありましたのでこの方がそうではないかと思います。