「四部の杜王町は住みたいけど八部杜王町は住みたくない」という感情、「カツアゲロードやミラグロマンがいるから」だと思ってたけど、治安でいえばどっこいなのでちょっと違うかなと思った。四部杜王町は登場人物がやたら杜王町を愛したり褒めたりしてるから、そこに同期して読者も好きになるんだな。
昔から、決戦の前に「あり得たかもしれない別の選択を選んだ未来」「穏やかな夢」みたいなのを夢想しちゃって、「実は俺の望みはそっちなのでは」みたいな迷いを踏まえた後に、それでも戦いに赴くシチュが大好きですが。「一旦下がって、助走をつけて大ジャンプ」みたいな趣がある。
島本先生は「漫画家漫画では理不尽な担当編集とプロレスさせるのがコンテンツとして面白い」ことを知ってるのである意味共犯関係だけど、普通にガチの煮え湯も飲まされてきてるので。よく未だに関係を保って仕事出来るなあ、大人だなあとなる。