第1部での連合正義軍との戦い、それを率いる未来さまは平和の為に多くの人の生命を犠牲にしようとする極端な思想を持った指導者だ。
悪役として面白い設定ながらも、途中でフェードアウトするのが悔やまれる。
三島由紀夫の要素に憲法第9条や水爆を絡めた構成は、最も出来の良い部分のピークだろう。 
   2Kレストアを謳うBlu-rayの画質はメッチャ綺麗。冒頭は特に自然のシーンを美しく撮影しているので、この作品の真価を発揮した感じだ。心地好いメロディと相反するエグさ満載な内容とのギャップが凄い。
主人公・稗田役の沢田研二は、原作とは全く違うキャラ設定だと数秒で分かるのがちょっと笑えた。 
   しかし愛する者を奪われた原因であるサタンに対して明はもう憎しみの感情しか残っていなかった
闘争を終えたサタンが語ったのはデーモン達に対する生存権の主張だ
人類を見放した明とデーモンを守る為に戦ったサタンは主役と敵役が逆転した構図となり、飛鳥了こそが真の「デビルマン」だったとも言える 
   このザ・ムーン、ハッキリ言うとラストはとても後味が悪い。
味のあるビターエンドとかじゃなく、ただのバッドエンドだ。
『マジンガーZ』と同年の連載と考えたらこの方向性はかなり異色かつ先進的。
9人の少年の意思が揃わないとムーンは動かせない。という設定が始めからシビアで無理ゲーでもある。 
   仲間由紀恵と云えば、ロックマンX4の主題歌を歌った人、ガメラ3に出てた人、代表作が『TRICK』な女優と、イメージが三分化しているのだ。 
   今回の『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』、かなり見応えがあって面白かった。
酒カス先輩の日頃の趣味が底辺アカウントウォッチングてのが、なんか闇があって良い。
眼が死んでる感じもするし、作中で一番親近感がわいちゃうキャラなんだ…。 
   『鉄人28号』に登場したブラックオックスは日本の"黒いライバル"像の元祖だ。
対鉄人用に造られた性能は正にライバルとしての王道の設定を持ち、其の印象強いデザイン性と存在感は『機動警察パトレイバー』のライバル機体グリフォンの造型や様々なロボットアニメ作品へ多大なる影響を与えた。