現在を生きる人たちがドライになったのではない。
ただ単に他人の為に気を回せるくらいの余裕が無い人が多いだけなのだ…
だから、少しでも余裕がある時は、うんと人に優しくしてあげたい。
ピンチの時に人一倍頑張ろうとする姿勢。
これこそ日本人の美徳だと思う。
でも、それで疲弊してしまったのでは本末転倒。
何事もほどほどに頑張る。
適当こそ人生の秘訣なり。
人間と妖怪の特性を合わせ持つ半妖怪であるねずみ男。
設定としては物語の主人公を張れそうな設定なのに、なんだか色々と残念である。
まあ、そう言った部分も含めてねずみ男の魅力なのだが…
立場や間柄なんて関係ありません。
感謝の気持ちや謝罪の気持ちはすぐに相手に伝えるべきです。
それらを伝え損ねた事で一生後悔する事もあるのですから…
年齢を重ねるにつれて、何でもかんでも清廉潔白で切実剛健という非現実的なヒーローよりもねずみ男みたいに人間くさくて憎めない存在の方が好きになってくるから不思議だ。
ヒーローを夢見た少年時代が過ぎ、社会に出て大人になると等身大のキャラクターに感情移入しやすくなるからだろうか?
人間の生き方が得か?
それとも妖怪の生き方の方が得なのか?
そんなの両方の立場になってみなけりゃ、わからないのだ!
頑張って努力することは当たり前だけど、自分の心身を削ってまでもする努力は毒にしかならない。
ただでさえ、しんどい世の中だ。
腹八分目みたいに努力も八分目。
それくらいでちょうど良い。