石森章太郎先生はサイボーグ009天使編の序盤で本編のテーマをはっきりと打ち出した。その後、永井豪先生はこの部分をデビルマンの最終回で締めに使ったのです。(元ネタの小説はありますが)神と戦えるのは悪魔だけ。人間にメカを埋め込んだサイボーグでは勝負にならない。だから石森先生は人間の精神力
サイボーグ009天使編も同じ。「われらヒツジむれ つどう」これ以上のシーンがあり得るだろうか?天使編はなぜかサンデーコミックスに収録されたのでファンは何十年もモヤモヤしていた。でも未完の真実の原因は雑誌ファン投票なのだ。この頃はまだモノクロのアニメが作られた頃で子供には難し過ぎたの
オーム伝3巻最終巻…ストーリーが複雑でとてもXには全て紹介できませんが、重要な部分だけ、最初に宇宙生物に意識を乗っ取られたカミ夫人に変化が現れ元の人格が蘇ったのか、それともカミ夫人が乗っ取り返したのかはわからない。一巻で海に捨てた子供を急に思い出し慟哭する。実はその子はなんと!
オーム伝2巻。この時代、国家は超能力研究を活発に行いそれを軍事利用しようとしている。この作品はアキラの先駆的作品でもあるのだ。特にテレポートの研究が盛んに…(ここはアルフレッドベスターの虎よ、虎よ!だ)ここは三石財閥の支配者と労働者のシーン
この設定は水木しげる先生の古墳大秘記からヒントを得たかもしれませんが確か海外の小説にもあったような。3枚目は火の鳥宇宙編の未来のダンスホールのシーンですがなんとオーム伝の方が早い!
トッパーは冷酷な宇宙生物で慈善家のカミ夫人の脳に取り憑き支配する。デビルマンや寄生獣の発想を既に67年に描いている。カミ夫人の赤ちゃんタロウを海に放り投げプロレスラーの血液を取り出し本体に浸し養分を摂るのだ。一巻では謎の男オーム(抵抗を意味する)と秋山刑事親子の登場までが描かれる
これぞ隠れたSF大傑作漫画!関一彦さんの「オーム伝」67年9月に一巻が光伸書房より書き下ろしで発売された。内容が高度で様々な小説や漫画を取り入れてはいるが関さんの先駆性も高く完成度がとても高い。頭脳だけの宇宙生物トッパーが21世紀後半に地球にやって来て鮫や人間の脳を乗っ取り自在に操る
こちらがコンビニ本に収録された幻の4ページ。このイコちゃんをデートに誘う兄ちゃんは多分実在のスタッフがモデルで「運命の七星」の巻で今度はユキちゃんをデートに誘いとんでもない目に遭う。(多分死亡)