ドラマ紅い花は反戦を入れていてつげ先生は否定的なコメントをしていますがねじ式が描かれた68年はそういう空気に包まれており最初は多少取り入れたように感じます。つげ先生は芸術に精通しておられ日記にはATG映画等も観ていると書かれています。偶然でしょうがねじ式の前年に大島渚監督の
永島慎二先生の代表作の一つ「フーテン」漫画芸術という概念はこの人が作った。漫画を描かない(描けない)というスタンスでファンを魅了する魔力。これが通用するのはこの人だけだ。何もしないが奥が深い。この思想はつげ義春先生が影響を受けた。常に永島先生を追いかけているというのが私の考え。
手塚治虫先生が漫画文学の教祖永島慎二先生を意識して書いた作品は漫画ではなく「まんが専科」。マンガの描き方と並行して一つのストーリーを組入れている。フーテンや、漫画文学の議論。同じ貸本出版の社長が登場する。
火の鳥鳳凰編でカットされたページ。これは速魚の正体がてんとう虫だったため、しようがないかもしれません。これでは魔性の妖怪みたいなので。でも惜しい。
アシスタントさんが描いたとか偉そうにつぶやいているが今年一番ショックだった事はデビルマンの最初の方がアシスタントさんの絵が多いと永井豪先生がおっしゃっていた事です(笑)全然気がつかなかったし、そもそも疑ってもいなかった🤣どこだろう?最初の2枚だろうか?3枚目は豪先生なのはわかるが😭
膨大な石森作品のベストは何だろう。私は佐武と市捕物控、北風のみちをあげる。構成、台詞演出とこんな見事な漫画は見た事がない。市やんの知り合いで気の弱い彦八が自暴自棄になり強盗に出かけてしまった。奥さんに相談され探す市。通り魔事件は起こっている。犯人はやはり自暴自棄になっている浪人。
おろちの「骨」2つのエンディング。誘拐された子供を探すおろち。最初の一枚目が雑誌のラストシーン。「むせた空気がまいあがってきた」の不吉な文章で読者に想像させておわる。二枚目からは単行本で描き足した全て見せてしまったエンディング。どちらがいいだろう?私は雑誌版の方だけど。
楳図かずお先生はおろち連載終了の理由に編集部からの路線変更要請を言っていた。ホントはもっと続けたかったと。だから次のアゲインは第一回目だけはおろちの語り口だった。おろちの百年に一回の眠りの秘密とかそもそもこの少女は何者なのか読みたいけどこの時の楳図かずお先生にしか描けないんだよね
初めて平田弘史先生の作品を見た時、超絶画力に驚愕した。伝説の血だるま剣法とつんではくずしが読みたくて日本文芸社の箱入り豪華全集を全巻購入したが収録されていなかった。雑誌時代の作品も素晴らしかったけど。貸本時代の傑作の復刻を是非!!!