変身忍者嵐はなんと、最終回だけがかなりの部分がアシスタントさんが描かれている。嵐は石森先生渾身の作画で私は大好きだが、最大のクライマックスをアシスタントさんに任せた理由は何だろう?仮面ライダーも一文字隼人編からアシスタントさんの比重が増えてくる。過密スケジュールの為だろうか?
日野日出志先生の「水の中の楽園」ではトラックが少年の横を通り抜けるだけである。このトラックはリメイク版の「水の
中」では物語に介入している。「楽園」ではなぜ大きなコマでトラックを描かれたのか?そしてこのトラックから新たな「水の中」の物語を発想されたのか。気になるところです
アトムの一編、1億年前の犯罪は重要作だと思っている。まず、宇宙人が人類を作ったが失敗作だとして人類を消してしまおうとする展開が後のサイボーグ009天使編やデビルマンに通じるし、この作品で初めて人間が乗りこんで操縦する巨大変形メカを登場させている。かなりの重要作ではないだろうか?
初期のビッグコミックには望月三起也先生の2色カラー作品が連載されていて貴重です。これはうるとらSHE。私が一番好きな望月先生の絵柄の頃です。ワイルド7でいうと緑の墓から運命の七星くらいの絵ですね!
この作品は意図して最後の決戦を描かないが、梶原先生は、柔道一直線やタイガーマスクなどのようにわざとそれを描かない場合がある。(大完結編は無理やり描かされたようだ)しかし後年、虹をよぶ拳は空手バカ一代ではなく最終決戦を紅のチャレンジャーに結実させている