「小さな野獣」も素晴らしいが個人的には館友二さんの代表作だと思う「童歌は誰が唄う」。こちらは恐怖物でも子供が登場するわけでも無いが内容が深く、文学的で1970年に発表された短編漫画の中でも抜きん出ていると思います
日野日出志先生の「水の中の楽園」ではトラックが少年の横を通り抜けるだけである。このトラックはリメイク版の「水の
中」では物語に介入している。「楽園」ではなぜ大きなコマでトラックを描かれたのか?そしてこのトラックから新たな「水の中」の物語を発想されたのか。気になるところです
「どまんなか」はちかいの魔球から10年後に発表された。ちかいの魔球の主人公二宮光が登場する(顔がなぜかかなり変わっていて魔球の精度が当時より上がっている!)そしてこの作品は続編と共に前半、ちかいの魔球のリライトの性格を持つという異色の作品なのだ